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かわせみのいた森 Presents ふたりがたり『蜜のあわれ』映像配信
かわせみのいた森 Presents ふたりがたり『蜜のあわれ』
胡蝶のまどろみVer. 2024年5月11日(土) Caféしろがね
Ver.翡翠のさえずり 2024年5月12日(日) Café Thyme
バージョン違いの両公演の映像を、有料記事内で期間限定公開いたします。
わたしと『蜜のあわれ』
出会いは、高校生のころ。
新聞連載で、『蜜のあわれ』の一節が紹介されていました。金魚がおじさまとの間に子どもがほしくて、他所で卵をつくってきたという、なんともセンセーショナルな場面。
多感な時期です。官能性だけでなく、3歳の金魚がヒトのおじさまと一丁前に会話をし、恋人同士であること、そこにときめきました。
60年も前に室生犀星氏によって書かれた対話式小説。
瑞々しく美しい言葉たちを、ふたりでものがたりたくて、直井よしたかさんをおじさま役に迎え、今回の公演を企画しました。
※なお、本公演の朗読は「一、あたいは殺されない」のみです。
「胡蝶のまどろみ」と「翡翠のさえずり」
かわせみのいた森の企画では、上演作品と同じくらい「いつ」「どこで」「だれと」をたいせつにします。
今回は2会場での上演ということで、それぞれの会場からインスピレーションを得てコンセプトと演出を考えました。
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胡蝶のまどろみ@Caféしろがね
不思議な現象が起きたり、過去に怪談イベントも開催されていたしろがねさん。こちらは、妖しい雰囲気を出したくて『蜜のあわれ』から耽美成分を抽出して構成しました。
耽美・官能のほかの要素としては、原作の「三、日はみじかく」に出てくる”金魚の化けの皮”という表現。また、”おじさまが金魚の言葉をつくる”ことを匂わせている部分を反映させています。
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翡翠のさえずり@Café Thyme
一方、店舗カウンター席から見えるラバーズ像が印象的なThymeさん。
官能性を削いで全体はポップに、そのなかに"恋"や"恋人"の姿を感じるように仕立てました。きっと、恋愛ものがそんなに得意じゃない方も大丈夫なはず…。
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※必ずお読みください ご購入・ご視聴の前に
ご購入の前に、以下の点につきましてあらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
ご購入いただくと、「胡蝶のまどろみ」「翡翠のさえずり」2公演両方をご覧いただけます。
公演映像の編集者は森田翠です。プロの手によるものではございません。
カフェという会場の性質上、予期せぬ映り込みにより、やむを得ずサブカメラの映像を使用した場面がございます。これにより、演者が完全に見切れている時間が約3秒発生しています。(Ver.翡翠のさえずり)
そのほか、気になる箇所もあるかと思いますが、遠方からお心寄せてくださった方や、行きたかったけど行けなかったという方を想って、心をこめて編集しました。お楽しみいただけますと幸いです。
公演映像(公開期間:2024年6月30日まで)
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