見出し画像

17年のうちに堆積した多様性を孕んだ靴たちは、様々なモノ、コトへの感謝の証だ

こうべくつ家 というアトリエを開設して17年になる。
長いようで短くもあるその歳月の中で、私はさまざまな靴を作ってきた。

1枚革で仕立てたくしゅくしゅの靴から、スニーカー。
端正なビジネスシューズや、果ては右足でも左足でも履ける靴など。

それらは大きく2つの大分類に分けられている。

こんな靴があったら面白い。
という自身の創造欲に従ってできたものがひとつ。

それと。

こんな靴を履きたい。
という履き手の要求にアジャストしたものがひとつ。

テイストもプライスも、それらはまるで異なったものではあるが、またある特定の「何か」をも孕んでいて、その「何か」が調性を保っていることに気づく。

そう、この多様性こそが、私の得意技だ。

靴を作ることで誰かに喜んでもらえる事を、世界の端っこの方で息苦しく生きていた私に教えてくれたのが皆さんで、それが私にとって生きる糧となり、やがて生業になった。

17年のうちに堆積した多様性を孕んだ靴たちは、様々なモノ、コトへの感謝の証だ。

明日から埼玉にて展示が始まる。
詳細は以下。

是非、お越しください。

靴作家・森田圭一




2024年3月12日(火)ー 3月24日(日)
『 靴作家・森田圭一、その多様性 』

cafe & gallery 温々

337-0001
埼玉県さいたま市見沼区丸ヶ崎1856
048-686-3620

10:30 - 20:00
*作家在廊:3/23,24
*月曜定休

一生履ける靴
軽くてシンプルな靴
靴かどうかもわからない靴

革靴も、スニーカーも。
様々な角度から「靴」について考えたらこうなった。

靴作家・森田圭一の多様な作品たちを体験ください。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?