ブラもりたin上野界隈
国立博物館で開催されてた【法然と極楽浄土】を観に行って来ました。我が家は現在日蓮宗なのですが、元々は浄土宗でして曽祖父の時代に改宗してます。
特に宗教的に帰依してると言う訳ではありません。ただ、我が家の成り立ちを探っていたら浄土宗と繋がりがあるのを知り、興味をもちました。
今回の展覧会でも詳しく展示されてましたが、第7祖 聖冏上人と我が祖先が深く関わってたらしく、それを知ってから俄然興味を持ちました。
我が隣村の偉人さんは凄い人だったのを確認出来て嬉しかったです。更に私が通ってた幼稚園は歴史的に大切な場所であるお寺(お城)であるのを改めて知りました。展示されてる資料はここから貸し出されてるようです。
なにやら信じられません。田舎で何も無いと言うコンプレックスを持ちながら育ってきたので、突然歴史の表舞台に躍り出て困惑してます。
この話は長くなりますので、別の機会に書きたいと思います。
さて、法然さんの熱い思いを充分感じて、上野の森を散策です。
今回は銅像とお墓を訪ねました。
皇居(江戸城)にその勇姿があります。ま、天皇家を守った方ですから当然の様に思います。
今時なので海外からのツアー客が多く見てましたが、理解出来ませんよね。
周辺の松並木と一緒にアートとして捉えて貰えれば良いのかな。
これは途中のイレギュラーです。
上野の銅像と言えば西郷さんです。
直ぐそばに彰義隊のお墓もありました。
国立博物館の館長は初代がこの方だそうです。
上野恩賜公園あたりは歴史の宝庫です。直ぐそばには徳川家が厚く保護した寛永寺があります。その一角に最後の将軍である德川慶喜のお墓がありました。
忠犬ハチ公と上野博士のモニュメントもある様なので訪ねましたが、東大の敷地内のようで見れませんでした。
ぷらぷらしてると、都々逸の碑があるのを見つけました。都々逸坊扇歌は我が村の出身なので、訪ねてみました。湯島神宮の中にありましたが、残念ながら扇歌とは関わりがないようです。
さて、本日法然さんの軌跡を訪ねて我が郷土の偉人が凄かったのを改めて知ったので、ゆかりの地に挨拶に行かないわけにはいきません。
直ぐ近くの伝通院と言うお寺を開所したのが聖冏上人です。ここは徳川家の菩提寺になってまして、家康の生母の於大の方や千姫が眠るお寺です。
水戸屋敷のあった後楽園からほど近い所にあります。幕末には新撰組の前の段階をこの地でスタートしたそうです。
法然さんから850年だそうです。
脈々と受け継がれてる思想や文化があり、現代においても少しずつアレンジされて引き続いてる事は素晴らしいです。
最近のインバウンドの方々が口にする日本の良さは、この長い歴史に裏打ちされた本物の文化だと思います。
今日不思議に感じたのが、展覧会に海外の方がちらほら居るのです。
日本人でも興味が無ければ意味わからんとの世界だと思うのですが、熱心に観てました。
宗教や日本文化に造詣がある方なのかな?
我々日本人でもほぼ読めない漢字の書面です。
ただ、そこに描かれた〝絵〝がこれまた日本文化を象徴するする微細な物です。
更にその表現方々として、刺繍が用いられてる物がありました。その細かさは圧巻です。
刺繍機など無い時代に手作業でこれを作り出す日本人の器用さが際立ってます。
糸で表現する限界を超えてる様に見えます。
正に【細部に神は宿る】の世界です。
残念ながら撮影禁止でしたので、この場でお見せする事は出来ません。なにかの機会に是非その世界を覗いてみて下さい。
公園内ではイベントも開催されてまして、多くの人々が集っておりました。ここにもインバウンドの波は来てます。もはや普通の風景ですね。
上野の森には様々な芸術に触れる場所があります。日本の物から海外まで。そして絵画から音楽や科学的な物まで揃ってます。
たまに訪れてみたくなる魅力に溢れた場所です。
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