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【三島会 同窓会】

45年前の4月の風薫る三島の地で我々は出会いました。

初めての教室に行き、あいうえお順で指定された席に着き緊張してたのを覚えてます。

私は森田なので最後列でした。
担任(?)の先生が入って来て挨拶をされたのは覚えてます。

それでは、このクラスの級長(?)を決めたいと思います。

え?大学にもそんなのがあるの?

不思議に思ってたら前列の先頭(ア行)あたりが騒がしいです。

では、私がやりますとキッパリ言った人が現在も続いてる仲間の一人です。

そんな時にふらっと悪びれる風もなく声を掛けて来た人が居ます。

「遅刻したんがやここに座ってもええかの?」

は?お前は誰だ?
遅れてる割に妙にビビってないな?

彼は佐藤さんですから、真ん中あたりの席のはずです。しかしこの偶然の出会いがその後40数年も続き今に至るのです。因みに彼は名古屋出身です。

気の合うとは不思議です。級長を先頭に何となく集まる仲間が出来ました。10数人になり覚えたての酒や、アルバイトなど青春を共有する仲間が出来上がってきました。

この青春時代を過ごしたのが三島です。
それぞれ地方からこの地に集い、不安ながら人生のスタートラインを切った所です。

1年間をこの地で過ごし大人の階段を登った時期だと思います。社会に触れ恋愛も覚え、人生の方向性を模索してた大切な青春時期でした。

そんな貴重な時間を共有した仲間は、人生の中でかけがえの無い友達になります。

その後世田谷区校舎に移り卒業するのですが、この仲間達とはつかず離れずの関係性を持ってました。

卒業してからもお互いの結婚式には呼び合い親交を交わしてました。

30代は流石にそれぞれ忙しく交流が途絶えてました。そんな時に級長から突然電話が掛かって来て、今名古屋に居るんだけどゴルフをしないかと誘われたのです。

彼は仲間の中で出世頭でして、○ャープに勤めてます。転勤で名古屋にいるらしく、例の佐藤君とゴルフをやってるとの事。かれから私の現状を聞きつけ、なら一緒にゴルフをやろうと誘って来たのです。

ここから又仲間の交流が再開しまして、この会を三島会と名づけ既に10年以上の月日が経ってます。

今回コロナ禍後の初めてのリアル同窓会を開催しました。長崎在住の仲間も初参加でメンバーは9名になりました。

既に5.6回開催してますが、毎回不思議に新鮮です。会話の内容は毎回変わらず昔話をして笑ってるだけなのに楽しいです。同じ話を何度も聞かされるのですが、笑えるのです。

人生において青春時代は特別で、何度振り返っても許される特別な〝時〝なのでしょう。

こんな仲間を持てた事に感謝しますし、大切にしていきたいと思います。

あの日から45年が経ちます。家族より誰よりも長い月日を過ごして来た仲間です。

かけがえのない友達です。

そんな〝あいつら〝に感謝しつつこの会を続けていければと思います。

ま、それにしても今時なのか皆んな若いです。
還暦を過ぎてるとは誰一人思えません。

今回の再会で強く思ったのが、見た目や性格はほほ変わらないのだと言う事です。

皆んな大学時代のキャラクターそのままです。

唯一私の頭髪が薄くなったのが変化かな。





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