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【高齢者】の就業が成功した「介護施設」がある!「2-2」

Ⅰ:行政も介護人材の確保と維持・元気高齢者の活動を支援しています

 元気高齢者の介護助手として活用内容(行政が注目)を検証し、介護 助手採用への募集内容・採用内容等を行政が支援しています。

 また、介護助手の業務内容
の区分し、介護助手採用でのスタッフへの影響内容等も今後も検証し、全国的な活動として促進されています。

 行政の促進先として、三重県では、これまでの経緯をまとめ、ポイントを記載したマニュアルを作成・公表しています。

また、「このマニュアルは各行政でも活用されています」

厚生労働省の資料を参考…

Ⅱ:三重県の介護施設における働き方改革の詳しい取組内容は?

◆今迄の経緯内容ですが?
 医療介護総合確保推進法
に基づく「地域医療介護総合確保基金」を活用した独自提案事業として、三重県老人保健施設協会が平成27年度から実施されています。

 都道府県における「先駆的な取り組み実例」
として、厚生労働省主催の「介護人材確保地域戦略会議」での紹介されています。

◆主な事業目的としては?
 地域の元気な高齢者を
介護助手」として育成し、介護職場への就職を支援、介護人材の「すそ野の拡大」「人手不足の解消」及び「介護職の専門職化」です。

◆事業のねらい(3本の柱)を紹介…

1,介護人材の確保…
  ・(直接)介護の担い手の増加
  ・(間接)介護職の専門職化(若者の憧れる職業へ)

2、高齢者の就労先…
 ・住み慣れた地域の中で、高齢者の新たな就労先を確保
3、介護予防…
 働きながら介護を学び、現場を知ることが一番の「介護予防」
    (要介護高齢者の増加の抑制⇒保険支出の抑制につながる)

Ⅲ:見えてきた介護現場 の 変化ですが?

◆介護職員・事務長・管理職アンケート結果のポイントでは…

①周辺作業が軽減され、利用者への ケアの質が向上 した。
②介護職の利用者への関わりが増え、 リスク軽減につながっている。
③介護助手一人で、 190分/日 直接介護に関わる時間が増加 した。
④介護職の残業時間が削減できた 。 (介護助手の人件費とトントン
⑤時間的にも精神的にも余裕ができ、従来したくてもできなかったレクリエーション活動に取組めた。(業務の広がり)
⑥認知症の利用者の対応が困難だったが、「介護助手」の見守りにより、帰宅願望や徘徊への個別対応が可能 になった。(専門性)
⑦当初、高齢者を職員に受入れるということに戸惑いや混乱もあったが、結果的に、組織として多様な人材を「受入れていく」という組織力がついたと思う。(組織のダイバーシティ能力:キャパシティ)
⑧最も大きな変化は
、 介護職員たち自らが専門性をつけたいという意識が強くなってきたことである。(専門性)
                       (出典:厚生労働省)

Ⅳ:三重県の「介護老人保健施設」への高齢者採用状況ですが?

◆今後の方向として考えられることは?
 地域の元気な高齢者
「介護助手」として育成し、介護職場への就職を支援して高齢者の就業促進を継続して欲しい。

 介護人材の「すそ野の拡大」「人材不足の解消」「介護職の専門化」等のメリットを活かして超高齢化社会に貢献して欲しい。

 三重県の導入を参考に、下記にあるようにマニュアル化して、全国展開し、各地域での成功例を増やして欲しいと思います。現在取り組みを進めている行政も多くみられます。


厚生労働省の資料を参考にしてみると?

「三重県の介護助手導入マニュアル」

◆私も、実際に三重県の現場で話を聞かせて頂きましたが、詳細の内容までは伝えることはできませんが?
 やり方次第では、高齢者の就業の促進になり、介護事業での人材不足解消の応援になり、介護スタッフのモチベーションUpになります。

 また、高齢者にとっては早めに介護実態を知ることで健康維持活動なり事前の準備ができると思います。介護の知識が増えることは良いことと思います。

◆2025年問題・2040年問題を抱える私達は…
 現役世代のみでなく、高齢者も積極的に就業し、少しでも地域介護に貢献せねばなりません。もう、介護は身近な問題なのです。

【感謝】

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