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【シニア】加齢による心身の衰えを学ぶ!【1/4】

 高齢者は加齢に伴い、虚弱化(フレイル化)します。フレイル内容を理解し、「健康維持なのか?介護状態になるのか?」今後の対応次第と思います。お互いに頑張りましょう。


Ⅰ:フレイルとは「加齢により心身が老い衰えた状態」です。

≪準備して対策を行えば健常な状態に戻る可能性がある≫

 高齢者のフレイルは生活の質を落とすだけでなく、さまざまな合併症も引き起こす危険があります。

 また、フレイル状態になるとどのようなことが起きるのでしょうか?私達は、学んでおく必要があります。

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Ⅱ:フレイルの詳しい内容ですが?

≪フレイルは、「虚弱」や「老衰」・「脆弱」などを意味します≫

 フレイルは、厚生労働省研究班の報告書では「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが…

 一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」とされており、健康な状態日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味しています。

 多くの方は、フレイルを経て要介護状態へ進むと考えられています。高齢者においては特にフレイルが発症しやすいことがわかっています。

 高齢者が増えている現代社会において、フレイルに早く気付き、正しく介入(治療や予防)することが大切です。
                          (出典:厚労省)

≪フレイルの状態とはどんな症状でしょうか?≫

◆フレイル状態は、身体的・精神心理的・社会性敵なものがあります。

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Ⅲ:前段階であるプレフレイルの状態がある

≪プレフレイルとフレイルとは?≫

◆具体的な状態ですが?
・体重が減少します。
(例:意図しない年間4.5kgまたは5%以上の体重減少する)
疲れやすくなります。
(例:何をするのも面倒だと週に3-4日以上感じる)
・歩行速度が低下していきます。
握力が低下していきます。
・身体活動量が低下していきます。            
                      等の状態が起こります。
                         (出典:厚労省)

フレイル状態になると?

 体重減少や筋力低下などの身体的な変化だけでなく、気力の低下などの精神的な変化や社会的なものも含まれます。 

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加齢と予備能力から考えてみると?

健康・前虚弱・虚弱・要介護化等の身体状態の変化があります!

具体的な状態を考えるならば?

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≪フレイルの具体的な内容は?≫

◆死亡率の上昇や身体能力の低下が起きてきます◆
 何らかの病気にかかりやすくなったり、入院するなど、ストレスに弱い状態になります。

 例えば健常な人が風邪をひいても、体の怠さや発熱を自覚するものの数日すれば治りますが、フレイルの状態になっていると風邪をこじらせて肺炎を発症したり、怠さのために転倒して打撲や骨折をする可能性がでてきます。

 入院すると環境の変化に対応できずに、一時的に自分がどこにいるのかわからなくなったり、自分の感情をコントロールできなくなることもあります。

 転倒による打撲や骨折、病気による入院をきっかけにフレイルから寝たきりになってしまうことがあります。

≪次回は、【改訂版】シニアは加齢による心身の衰え≫
(フレイル)の「健康維持編」【4-2】

【感謝】


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