属性だけを見て学生にマウントとってくる大人の対処法

あるイベントに参加した。
年齢、属性関係なく人があつまって、ほとんど初めましての人たちとチームを組み、3日間で事業アイデアを作成をするイベント。

イベントの趣旨としては、自分の思いを形にする、というところを大事にしているようだが、私にとっては、自己と私、私と他者との間で、そして特に大人との関わりで、多く葛藤を抱えた3日間だった。

なんだか対等じゃない

何も型がない状態でチームでの事業作成はスタートした。
ITや薬品、エンジニアの男性3人と学生2人のチーム。

こういうイベントに参加しにきている人なだけあって、みんなある程度喋る。
ただ、みんなある程度、自分なりに培ってきた経験と方法をもっている。

そして開始20分で感じた、やり方の違いのバチバチ感。
でも大人だから、喧嘩はしない。

意見をいうと、あくまで
「あーなるほど!そうですね!」
と相手に受け答えられる。

いや、本人は本気でいっているのかもしれないけれど、私には
「あーなるほど!そうですね、私の意見とは違いますね。きっとあなたは経験が少ないから空想上で思いつきのアイデア言っているのでしょう!ばいばい!」

という風に聞こえてしまう。

私がうまく言語化できないこともあるけれど、一言、二言で、「あーそれは」と何も私の言おうとしていることを知らないのに「解説」をしてくる大人がいる。

そして勝手にソリューションを提案し、私の言葉を気にもかけようとしない。
自分の回答に見合わなかった人にはペケをつけ、その子が自分の回答 の意味をわかるように解説する。
まるでどっかの義務教育にいる先生のようだ。

対話とは

人間は音としての言葉を発するまでに、何重ものフィルターをくぐって、脳で考えているほんの一握りが外に出てくる。
そして人間は、出てきた言葉を脳で理解するまでに、覚え切れる範囲の言葉を吸収し、自分の経験則からその言葉と類似する意味を引っ張り出してきて、解釈する。
自分の経験の中に近い言葉を聞いたことなければ、人間はそれを理解できない。そして、人によって生きてきた経験は違うのだから、当然ひとりひとりが脳の中でもつ辞書(それは経験によって作られる)の言葉は違ってくる。

人との対話とはこのような何重ものフィルターをくぐってくぐってくぐって、成立する。

対話とはこのように非常に不確実で、曖昧な行為である。

マウントどり

そんな不確実な行為をするのに、二三言で成立するのだろうか。
するわけない。
二三言で済まされるのは、興味がないか、理解した気になっているかだろう。

後者は本当にめんどくさい。
正直私はめんどくさくて、「へーそうなんですね!」と自分の案を引っ込めることにした。どうせうけいれられないのだろうな、と。

でもどんどん進めていくうちに、やっぱりその穴が気になるようになってくる。
そして途中、第三者からの助言で自分が考えていた改善点を指摘される

「ほらみろ。」

と。


--

1年後、この下書きをみつけた。
この後、何を書きたかったかは知らない。
とりあえず投稿してみる。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?