小学校を村化する___-_地域モデル_-

小学校を村化する!! - 地域モデル -

廃校になった小学校の利活用に取り組んでいる友人がいます。
そんな友人が思い描いている 地域モデル に感じたワクワク感、わたしがここ数年で考えている 寺モデル との共通点。
今回は、そんなことについて少し書いてみようと思います。

大切な人たちが同じ場所に集う

これまでわたしたちは、当たり前のように、
こどもは学校に通い、おとなは会社で働き
習い事や趣味のために、また違った場所に足を運ぶ

といったバラバラな時間の多い生活を送ってきました。

教える側/雇用する側の面からみると、少ない人数で多くを教えることができたり、収益をあげていく上で効率的であったり、当然ですが理にかなっていることが多いと思います。

ただ、自分が子をもち父となり、さらに仕事では任せてもらえる仕事が増える年次になり、結果多忙に多忙を重ねる毎日。
そんな中、今一番大切なコトは何なのか?  こんなことを考えたり、こういうことに向き合ったり、できていない人も多いのではないでしょうか。

後から振り返ったときに、こどもの成長をほとんど見れなかったなとか、大切な人たちに必要以上の苦労をかけたなと感じることもあるでしょう。

でも、それは仕方がないこと …

そう言ってしまえばそこまでです。
ただ、きっと物理的な距離が縮まることで減らせる後悔もあるはず。

目的は違うけれども同じ場所に足を運ぶ。
必要としている人と人がちょっとした時間を同じ空間で共有できる。
例えば、学校にいっているこどもと、会社にいっているおとなが一緒にランチしたり。

ちょうど小さな村のようなイメージで、一つの場所で、勉強も仕事も趣味もできる。そんな場所があったら、実現できる生活もきっとある。
ずっと、この生活が続くと良いとは正直思いませんが、ある特定の時期にこうした時間と空間の使い方ができる環境があるというのは魅力的です。

特別な空間で学び楽しむ

昨年からはじめた お寺でのプログラミング教室やイベント 。
特別に感じられる場所が、参加してくれる人たちの意識をグッとひきこんでいる。そんな風に感じることがよくあります。

参加してくれた人たちが、いい時間を過ごせたと感じてくれる。

そう感じてもらうために、特別な空間 というのがひとつの大切な要素だと、肌感で感じることが多いです。学校もしかりお寺もしかり。こんな風に感じるようになったのも、実際にこういった場でいろいろとやるようになってから。リアルタイムにその場にいることでしか感じられない感覚がやはりあります。

日常生活にはない体験が集まる場所が日常になる

こどもたちのプログラミング教室からはじまり、お寺の歴史を知り精進料理を身近に感じてもらう会、今後は職業体験に近いもの、習い事など、いろいろな家庭での日常生活にはない体験ができるような場所に、お寺をしていきたいと構想しています。

お母さんが趣味の時間を過ごしている間に、こどもたちは境内で走り回って遊んでいたり。こどもたちがプログラミングで楽しんでいる間に、おじいちゃんやおばあちゃんがお寺の歴史を学んだり。
あそこにいけば、居心地の良い仲間がいて、自分らしい時間が過ごせる。たまには、やったことがないことに大切な人と一緒にチャレンジしてみる。

10年、20年と時が過ぎ、昔のなんだか良かったなという記憶が、次の世代につながっていく。そんな、ところにできたら最高だなと思います。

居心地のよいサイズ感とレベル感のコミュニティ

居心地は良くともずっと閉じこもる場所にはなってほしくない。
いろいろなことにチャレンジしたからこそ見えてくる 景色 良さ が身の回りにはあふれていると思います。

チャレンジしようと思えるきっかけになる場所
チャレンジしてちょっと疲れたときに立ち返れる場所

こんな、素敵な居場所をめざして、これからも足を止めずに活動していきたいと思っています。

長く続けていくためには、お金のこともちゃんと考えないといけないとよく言われます。親身に叱ってくれる人たちには、現実をちゃんと見ていない!と言われるかもしれません。ただ、あえてお金のことを追い求めることはしないでおこうと決めています。ほんとにいいなと思えるものだったら、お金にかかわらず人は助けてくれる。

そんな姿を見て育っていったこどもたちが、この優しい流れを広げていってくれたらと思うと、ワクワクするじゃないですか。
楽しみな未来に向けてのチャレンジは続きます。

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