見出し画像

縁jobオンライン2020秋|大学生×社会人で創り上げた交流イベント

今年一年本業を休職して今後の生き方を深堀りしている私。
今回は大学生と社会人の交流イベント「縁jobオンライン2020秋」に運営側の社会人サポーターとして参加してきました。昨年まではオフラインで開催されていたイベントが、今年は軒並みオンラインでの開催。これまでの形を時代に合わせてうまく変化させていくために、福井学生祭という大学生の団体のメンバー、私を含めた社会人サポーター2名、Fスクエアという就職をサポートする県の施設のメンバーで構成されたチーム縁jobで企画から準備、運営まで行っていきました。

縁jobオンライン2020秋

企業17社、大学生16名(当日5名欠席がでたので申込は21名)が参加した今回のイベント。Zoomを使ってのオンライン開催ということもあり、学生は県外からの参加者が比較的多かったようです。帰省しなくてもこうしたイベントに参加しやすくなった今の時代。オンラインの場数を踏んでおくことは、学生にとっても企業にとってもメリットになるのではないでしょうか。企業の方は、比較的年次の浅い若手社員が中心。大学生は、冬以降本格化してくる就活を見据えて3回生の参加が多めでしたが、若いメンバーもいたようです。

形式張った合同説明会や会社説明会では聞けないようなことまで、飲み物片手にフランクに聞いてみようという趣旨のこのイベント。ブレイクアウトルームの機能を使って各部屋に分かれ、企業と学生が 1 on 1 、ないしは 2 on 1 で20分間がっつり話せるメイン交流タイムが計4回。間の休憩時間では、ランダムに選ばれた学生にその回の交流の感想を話してもらったりしました。遊び心の企画ギフトカードが当たる抽選会に、最後は学生が企業を指名して話せるフリータイムが40分間。

前回の縁jobオンライン2020夏では、メイン交流の時間が各回10分と短くあまり話せずに終わってしまったという声が多かったので、今回は広く浅くではなく、できるだけじっくり話せる構成にアップデート。さらに、自己紹介の時間すらもったいないということで、企業側には事前に自己紹介動画をとってもらい公開しておく形にしました。同じ質問内容に答えてもらっている動画が順にみれるため、企業を比較して見やすいのは、学生にとってわかりやすかったのではないかなと私は思いました。

イベント当日まで

週1回のペースで打ち合わせを重ね(これももちろんオンラインメイン)、約2ヶ月間での準備。最後の2週間は週2回の打ち合わせで追い込みました。基本的な構成や進め方は、福井学生祭メンバーが企画案を立案。そこに、企業目線で社会人サポーターがスパイスを加え、Fスクエアメンバーが具体的な事前準備に落としていきます。

準備の前半は、企業募集や学生の申込準備、企業への動画作成の依頼などがあるので、Fスクエアメンバーが主導して進行。中盤からは、夏をしっかりと振り返り、冬のイベントにつなげていくために、秋を具体的にどういった回にするか具体的な内容と構成を検討。こうした一連の流れ、ストーリー性を考えるときには、社会人サポーターが経験を生かしてアドバイス。大学生メンバーも夏休みが明けて授業も始まり、授業もオンラインであるが故に増えたという本業の課題に向き合いながらも、時間をなんとか作りながら準備してくれました。定期的に顔を合わせていると、段々と日常の話も増えてきて、距離がだんだんと縮まっていく感触がまた良い。

それぞれがそれぞれの日常に向き合いながら準備を進め、気づけば早くもイベント前日。
形にできるところまでの準備はできた。本番当日を楽しむのみ。

そして本番当日

13時からの本番に向けて、10時にFスクエア集合でまずは会場の準備。
11時過ぎから司会メンバーで最終打ち合わせ。学生祭メンバー3人と社会人サポーター2名でイベントをまわしていきます。オンラインだと特に違和感になりやすい微妙な空白の時間をできるだけ減らし、テンポの良い進行にするために、細かいフリなどもメンバーで認識合わせ。(たこ焼きを頬張りながら。)

13時。「ハッピーハロウィン!!」の掛け声でイベントスタート。(掛け声は当日の最終打ち合わせで決めました。)
メイン司会として、学生祭メンバーひなこちゃんとつかさくんが落ち着いて進行していきました。打ち合わせ通りのタイミングでスライドをトミーが画面共有。入りはすごく良い。時折混ぜた、社会人サポーターとの話の掛け合いは、参加者の皆さんの目にはどんな風に映ったかな。
上々の流れで1回目のメイン交流タイムに突入。
「それでは、いってらっしゃーい」と各回のメイン交流に入る流れもここで確立されました。

実は既にひとつ問題が発生していました。オープニングでいきなりの10分押し。元の予定が少し短かったというのもありましたが、この時裏では、Fスクエアメンバーと社会人サポーターで、どこで時間調整をかけるのか打ち合わせをしていました。ひとまず10分間なら、最後のフリータイムの時間で調整しよう。あと、会場のホワイトウォールにその時々のタイムスケジュールを書いていこう。メイン司会が、どの時刻目処で進行したらよいかひと目で分かるといいね。状況に合わせて判断していく感じが、仕事に近い感覚で痺れるようで臨場感が気持ち良い。みんなでやっている感じは心地がよいものです。

そしてもうひとつ、イベント進行中に差し込みで企業への質問コーナーの企画の話が運営側ではでていました。休憩時間の1回目の時間感覚をみつつ、メイン司会のつかさくんとFスクエアメンバーで調整。しっかり、うまく差し込めていました。いや本当に、これまでの打ち合わせを通して、互いの関係が作れている感じがすごくした瞬間でした。

メイン交流を終えて最後のフリータイムへ

フリータイムはメイン交流とは違い、全員が部屋に割り振られるわけではないので、いくつかの企業さんとメインルームでメイン交流の振り返りをしました。

多くの企業さんから挙がっていた意見は「学生の皆さん真面目な質問が多かった」「逆に説明会でも聞ける話ばかりだったのがもったいなかった」というもの。学生の皆さん、もっとぶっちゃけても良かったようですね(笑)。ただ、自分が学生だったらと思うと、どこまで突き抜けていいかわからないと言うのが正直なところだと思います。ぶっちゃけるレベル感の例を、運営が見せてあげても良いのかもしれないなと思いました。

メイン交流の時間設定は比較的好評で、しっかりと夏の反省を活かせた結果に。他にも「福井県のせっかくの就活サポーター制度が全然生きていない(機能していない)」という県の方への鋭い指摘の意見もでていました。是非、県を動かすくらいのこと一緒にやっていきましょう!

16:00予定通りに無事終了

「また、冬の縁jobでお会いしましょう〜」ひなこちゃんの締めの言葉で、縁jobオンライン2020秋が無事終了しました。終了後、Fスクエアの会場自体が「ふ〜」と一息ついたかのようにして空気が緩みました。運営みんなの顔もあどけなくほころび、達成感の笑顔に。

運営メンバーを含め、ご参加いただいた企業の皆さん、学生の皆さん、本当におつかれさまでした。特に大役を成し遂げてくれた、福井学生祭のみんな、おつかれさま!!私自身、学生時代にこんな体験に出会っていたら、もう少し若くして今現在の感覚になれていたのかもしれないと思うと、羨ましくさえ思います。

運営メンバーで記念撮影し、差し入れのケーキとたいやきを美味しくいただき、かるくイベントを振り返りこの日は解散しました。

立場を変えると見える世界

私は本業と並行して、2年前からこどもたちとプログラミングを楽しむ活動を運営しています。「ゲームは買ってやるものじゃなく、自分でだって作れるものだ」。ただの消費者ではなく、オリジナルに変えていける作り手の感覚に。こどもたちには、そんな頭になって欲しいと思ってやっていっています。

今回の縁jobも実は同様で、開催されるものに参加するだけのただの参加者ではなく、開催側に立つことで見える世界は広く深いと思います。そんな感覚を味わってみたい学生さん、さらには社会人の皆さん、わたしたちと一緒にイベントを創り上げてみませんか?また、冬の縁jobに向けて打ち合わせがはじまると思います。打ち合わせを一度、覗いてみたいなというだけでも構いませんので、ご興味ありましたら是非コメントいただければと思います。

チーム縁jobが実は小さな縁jobそのものだと思っています。
運営の中で感じる学生と社会人の距離感やその育て方など、感じたところをもとに、次の縁jobにも活かしていければと思います。

ここから先は

0字

¥ 100

サポートを歓迎します!皆さんのサポートを社会やこどもたちに還元していきたいと思います。