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アスコト③:人間は思っているよりもサボる

言葉の企画の第3回に参加してきた。
全6回と考えると、折り返し地点。
初回から3ヶ月が経ったと考えると時の早さにただただ驚き。
そして、日々何気なく過ごしていると、人生100年時代もあっという間。

だからこそ、日々少しでも積み重ねていくことが大事だなと改めて思う。
複利の法則。昨日の自分もほんのちょっとでも越える。
そして、できた自分を褒めてがあげる。だって人間はサボってしまうから。
(自分も実際にnoteも遅れているし感動メモも書けていない。でも自分を責めすぎない。それはわざとじゃないから。自責も大事だが、自責は時に思考停止を引き起こす。自分を悪者にするのは簡単だから。)

同時に人間にはまだまだわからないことがいっぱいあるなと
「ファスト&スロー」は最近読んだとても良き本。

では、本題へ。
今回のお題は「名付け」
『あなたのまわり(社会・仕事・趣味・家庭など)で、よく見掛ける事象に名前をつけてください』というものに取り組んだ。

昔も似たような名付けに取り組んだが、事象を意識して暮らす日々は、
ある種のカラーバス効果(ある一つのことを意識することで、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになる現象)が起こる。

逆に考えると人間はいかに普段、アンテナを張ることをサボっているのかもわかったりする。

「言葉の企画②」の個人的ハイライトと論点

名付け方
⑴A×B単語の組み合わせ
⑵強い文脈(歴史・故事成語)をずらす
⑶見立てて名前をつける
⑷すでにある名前に違う響きを持たせる

講義では他にも学んだ。ただ、一番の発見がこの名付け方にあった。
もちろん名付け方の内容ものなのだが、
自分の出したアイデアに偏りがあった、ということが発見だった。

提出前に考えている時はそんなことはないと思っていた。
しっかりといくつかのパターンを想定していたつもりであった。
ただ、パターンの言語化ができておらず、
構造化できていなかったために偏りが生まれたのだ。

そして一度その沼に嵌ると新しいアイデアは出てこない。
なぜなら人間はサボるのが好きで、一度進んだ方向を変えたがらないから。
これは人間に備わっているバイアスであり仕方ないのだ。

だが、ここで諦めるのはもったいない。
バイアスに打ち勝ち、アイデアの偏りを無くすにはどうしたらいいかを考えてみようではないか。
なので立てられる問いは、「幅広いアイデアの出すには」である。

アクションプラン

幅広いアイデアを出すには、スタートが肝。
最初からアイデアを出そうとしてしまっては後々の自分を苦しめる。
やるべきは、自分が船長となり宝(=アイデア)への道筋を描くこと。
そのために、目標(どの宝か)、進むべき方角、地図(構造図)が必要だ。

最初から無闇にアイデアを出さないこと。
言われてみれば当たり前かもしれない。
でも、振り返ってみると、どうだろうどれぐらいできているのだろうか。
実際に、講義当日のグループワークでも、まず個人ワークをしチームでその後合体という形だったが、個人ワークの後チームで話し、こういうことが成し遂げたいんだよねという共通目線(=進むべき方角)が明らかになった時、確実にそれ以降のアイデアはよくなった。

つまり、常に「目標」「方角」「地図」を考えることがポイントだと思う。
例えば、自分は仕事などでコピーを書く時は、以下の地図を使ったりする。

「誰に言うか=ターゲット」
「何を言うか=切り口」
「どうやっていうか=表現テクニック」

この3つを掛け算にしてマトリックスを作り、コピーを量産している。
ある種の百ます計算化である。これで地図を埋めればOKなのだ。
マトリクスとすることにより、考えることがシンプル&スマートになり、作業時間も短縮することができている。そしてこれは考える条件を制約することにより、自分はどんなタイプの事柄を考えることが得意なのか思考のパターンも把握できる一石二鳥のものなのだ。

まとめ
人間はすぐ考えることをサボるから、考えることをシンプルにすること。
「目標」「方角」「地図」は明らかになっていますか?
明日から、すぐサボろうとする自分への伝言も兼ねて。

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