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穂高唯希さんのFIREに向けたマインドや戦略を考察しよう

こんにちは、夫の方です。
本日もFIREに関する書籍の紹介と学んだことや感想のまとめを書きます。
今回の書籍は穂高唯希さんの「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法」です。

他の2冊に関するブログはこちらをみてください。


どんな本?

どんな本かというと、タイトル通りではあるのですが、30歳という若さでFIREを達成した穂高唯希さんがどのような考えで、どのような戦略で実現していったのかを細かく紹介してくれています。
かなり優しく書いてありますので、投資をはじめたばかりだよという人にもとてもオススメです。

内容については、後述していきたいと思います。

穂高唯希はどんなひと?

この手の本を読むときには、個人的に著者が「どんな人物で、どんなことを考えて投資に向き合ってきたのか」に非常に興味をもちます。
どんな考えの持ち主なのか、まとめていきます。

原点・人生観

彼の原点は、家族にあります。小さい頃に父親を失い、母親はいつも忙しそうにして育ててくれたと書かれています。
父親の死により、人生は有限であることを感じ、「社会で一般的とされる社会通念にとらわれず、1度きりの人生、自分が思うがままに生きる」これが彼の人生観となっています。
また、お金があれば、いつも忙しそうにしていた母親を少しでも楽にできるのではないか?そんなふうに考えたといいます。

14歳のころ、日本の銀行の金利が低いが、海外の銀行では金利が高いこともあるということを知り、為替の研究を始めたのがお金の世界への第一歩でした。その後、FXを始めますが、リターンといういう意味で株式の効率がいいことに気づくという流れです。

入社初日で感じた違和感

30歳でFIREしたことを考えるとかなりはやい時期から計画をたてないと実現できないことは明白です。
ではいつからFIREを意識したかというと、なんと入社初日だそうです(笑)

どうやら、社会人に入る前までは北京に留学するなどでかなり自由な環境で過ごしてきていて、会社の型にハマった感じが合わなかったようです。入った会社が日本の大企業であったことも関係はしていると思うが、そういったきっかけで決心したということです。

もちろん、FIREするまではサラリーマンをしていて、投資額をみるにそれなりの給料をもらっていたはずなので、サラリーマンも計画のうちの重要なポジショニングではあったでしょう。

彼の戦略

主な戦略

では、そんな彼の戦略をみていきましょう。
彼の主な戦略は、米国を中心とした高配当株への投資です。
高配当株で配当をもらうことは見えやすいリターンであるのでモチベーションも維持しやすいというのが大きいみたいです。

最終的なポートフォリオも公開されており、アメリカ・日本・イギリス・オーストラリア・香港・ベトナム・カナダの株式(リートとインフラファンド含む)です。比率でいうと、アメリカ・日本・イギリスで8−9割くらいでしょうか。アメリカの比率が一番高いです。
幅広い国の株に投資したことで、通貨の分散もはかっているという形になっていました。

リスクへの対応

明確には書かれていなかったのですが、債券やコモディティへの投資はしていない様子でした。
地域と通貨の分散でリスクをとっていたということでしょうか。
あとは、年齢が若いのでリスクをとることができたという点もあると思います。
正しいことは本人に聞いてみないとわからないですね。

投資額と節約

投資額でいうと、給与の8割を投資したと書かれています。
驚異的ですね。支出の最適化については多くのページが割かれており、かなりこだわったポイントであると推測できます。

メンテナンス

投資銘柄のメンテナンスについて書かれているところは、学ぶべきポイントのひとつです。
投資先は高配当でかなり安定した会社を選ぶといえども、時が経てば状況は変わります。会社の業績も変わります。定期的に投資銘柄をメンテナンスする必要が当然あります。
フリーキャッシュフローと配当支払額」を一番注目するといいます。
もちろんひとつの指標だけで判断するのは危険ですが、彼の戦略の中では一番注目しているポイントのようです。

さいごに

FIREの最後の書籍、穂高唯希さんの「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門 30歳でセミリタイアした私の高配当・増配株投資法」を読んでポイントをまとめてみました。
高配当株を軸にした戦略のポイントについて非常によく理解できました。
投資にはいろんな戦略があります。自分にあった戦略を見つけるひとつの手がかりになること間違いなしです。

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