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残業、怒り、自宅にて。

残業、残業といっても業種や職種会社、年齢や階層等々によっていろいろ捉え方が変わります。


基本的に1日に定められた基準の労働時間は8時間程度なのでその2倍の16時間とかそれ以上働いたらちょっと残業が多いなぁと言う気持ちになりますね。

で、16時間以上働いた日に何か思い出すマンガとして、藤子・F・不二雄の『ボノム =底ぬけさん=』があります。

https://www.shogakukan.co.jp/books/09176201


残業が起こる原因であったり残業を引き起こした環境や周りの人に対して怒りが湧いてくるわけですけれども、その怒りをどうやってやったらいいのか。


このマンガの主人公、仁吉というお人好しのサラリーマンが参考(?)になります。


主人公は同僚に理不尽な扱いを受けたり外で暴行やひどい扱いを受けます。
にもかかわらず、どんなことも許すような素振りを見せます。


酒に酔った勢いで主人公がそのわけを話すことには、人は環境と遺伝子によって性格が決定されているから、人間はこれに操られる人形に過ぎない。人間のすることに怒れますか、責任を取れますか、と考えを話します。


これは本当にそうで、この考え方は自分が怒りを感じている時、強い感情にさらされているときに役立つものだと思います。


人形と言う言葉を使っていますが、人間が何か判断を下す認知をする時と言うのはそれまでに受けた教育であったり育った環境、ここでは遺伝子とも言われていますが、物事をどうやって見るかと言うものが決まります。


自分も含めて人形として捉えられるようなものの考え方。


自分を客観的に見るということは、自分を客観的に、コントロール可能なものとして捉えられるとことにつながります。


マンガの終盤の場面として、お人好しの主人公が、考えを聞いた周りの人たちに教祖としてとして崇られる場面があります。


あまりにこの人形という考え方を強く持ってしまうと、それは少し盲信というような考え方になるので注意が必要です。


しかし、今まさに怒りを感じているとき、キレてしまっているときには、他人は所詮他人、人形だ!と思う。


であったり、酒とか甘いものとか、感情のコントロールにはいいんじゃないでしょうか。


では。

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