三谷さん 読書 オープントークセッション「自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方」の感想

昨日はブックカフェのイベントで「自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方」にオンラインで参加したのでその感想を書き記したい。

三谷さんの子育てからの学び

直接言及はなかったが、子育てにおける三谷家におけるto-beを明確に定義していた印象。

おそらく、親は一生子供を支援できない。だから自立して自分で考えて生き抜く力を身につけて欲しいと考えているように見えた。

そして、そのto-beはハイレベルに設定。あまりに詳細には決めていない。それは、詳細は時代時代で変わる。親が詳細について口を出すということは、価値観の押し付け、しかも古い時代でしか通用しない可能性が有るものに口を出すことになる。

 例えば、旅行の行き先を子供に決めさせる。予算はxxx円、どこに行くか決めて。と依頼。

加えて、何かの意思決定をする際には具体的に調べて説明を求めるスタンス。子供が一生を生き抜く際に、具体的に調べて考えて意思決定する力を付けさせたい意図が伺える。

面白かった話

JFA:ベストサポーターガイド

子供たちを大人に依存させない。親がマイクロに指示をすると自分で考えず指示を待つ人間になる。世界で闘う為には、人の顔色を伺っていては思考のスピードで勝てない。周りが期待することを考えてからアクションするのでは遅い。子供時代の教わり方がプロになってからの壁になりうる。

あくまでも親やコーチはサポーター。

自分にとってのtake away

子育てでも何でもやはり、目的の設定が非常に大事。目的がしっかり定まれば、その目的を達成する為の手段を考えるのはそんなに難しくないし、ベストな答えを出すことができなくともまぁまぁよい解はだせそうだと感じた。

一段抽象化して、子供だけじゃなくて、大人を含めた人間の育成で考えた際にも、あまり細かい目的・目標を設定してはいけない。時代が変化するスピードは非常に速くなっている。(個人的には、昔から本当は変化のスピードは速かったが気づけなかったと思うがここでは割愛)今の常識が5年後10年後の非常識になっている可能性は高い。その為、人の育成のようにリターンの期間が長期にわたるものについては、目的・目標のレベルをハイレベルに設定した方が良い。

変化のスピードが速くなった為、経験の価値が低くなっている。その為、上司が部下よりも正しいわけではない。というのがディスカッションの中で出てきた意見であるが、ここには少し反対。

上司が常に正しいわけではないが、経験の価値が低くなっているという点は個人的に疑問。昔は経験したことのメカニズムを構造的に本質的に理解できていなくともそのまま展開できる事例が多かったが今は経験を経験のままかつようできなくなった。その意味で経験の価値が低くなっているというのは正しい。

しかし、経験から本質的なルール、時代が変わっても変わらない普遍的なルールや、そのルールが適用可能な前提条件は何かまで踏み込んで経験を知恵に昇華することができれば、経験の価値は色あせないと思う。

そういう意味では、経験の価値は今も昔も変わっていない。経験を咀嚼して知恵に昇華して初めて価値を生むようになっただけ。

本日はこのくらいにする。

ノートの書き方、よく分からないですね。やりながら作り方を学んでいきます。それでは、さようなら。

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