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そろそろ新作ウルトラマンシリーズを3クールにしてはどうでしょう

2013年の「ウルトラマンギンガ」から続くシリーズは、今年で11年目、連続放送期間としては最長です。昭和からのファンとしては、毎年新作を見られることに深く感謝しながらも、一方で物足りなさを感じます。それは、作品ごとの話数が少ないことです。

「ウルトラマンX」以来、ウルトラマンのTVシリーズは、2クールが続いています。話数の削減には、円谷プロの財政の厳しさがあったことは間違いありません。しかし、その経営難は2014年ごろに解消されています。円谷フィールズホールディングスの売り上げも良好で、グループの2年後の予想売り上げは、なんと90億円。「シン・ウルトラマン」も「Ultraman: Rising」も高評価。イベント、配信ビジネスの躍進も目覚ましいものがあります。

そこで提案。そろそろシリーズの話数を3クールに延長してはどうでしょう。

本来、円谷プロの作品は文芸が重視され、昭和は勿論、平成3部作でも「オビコを見た!」「うたかたの空夢」「大地裂く牙」等、問題作、異色作がたびたび作られていました。また、キャラを掘り下げる余裕もありました。

近年のシリーズは連続ドラマ志向が強く、主にウルトラマンとヴィランの対決がテーマです。その筋を追うだけで多くの話数が消費され、話のバリエーションが狭くなっています。「ブレーザー」はヴィランこそいないものの、2クールではゲントの家庭の書き込みが圧倒的に足りず、「もう1クールあったら」と思わずにはいられませんでした。

3クールなら、連続ドラマ要素を入れても無理が少なく、異色作ぶっ込みもキャラの掘り下げも余裕、シリーズに更なる厚みが出る事でしょう。また、夏休みに加えてクリスマス商戦も、番組が春まで続けば有効に使えるのでは。

残りの1クールはこれまで通りの再編集番組としてよいと思います。ゆくゆくはそれも廃し、堂々たる4クールシリーズの復活を願ってやみません。

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