すきな人にあいにいくこと(金沢ひとり旅)
「水中の哲学者たち」
この本が素敵で大好きで、こんな人になりたいなと思いながら著者の永井さんについて調べていたら、なんと1週間後にトークショーと哲学対話をやるではないか!
@金沢21世紀美術館
運命を感じ、その場で夜行バスを予約。
とうとうその日がやってきた。
おしり痛い。眠れない。
だから夜行バスはいやだ。
でも、金欠大学生。そこは妥協しよう。
5:20金沢駅に到着。
さむい、さむすぎる。おしり痛い。
帰りたい、布団でねたい。
お店はどこもやってない。あたりまえ。
コナンの映画をみて過ごした。
でも、もう陽はあがってるんだね。それだけが支え。
7:00スタバが開店。
天才。スタバ偉いなぁ、こんな早くから働いて。
自作のアルバムに先週あったことを記入しながら暖をとることに成功。
10:00
そろそろ活動しよう。眠いけど。
Googleマップを開くと金沢駅がグルグル水色に光ってる。
そっかわたしは金沢にいるのか。
ちょい縮小してみると海があった。
おおお〜
太平洋にすっかり慣れ親しんでいるけど、ここは日本海に面している。
いいこと思いついた!日本海を見に行こう!!
北鉄金沢駅。
北陸とか、越中とか、北国とか聞くと心がうずうずする。
「北」の地はなんとなく異国の香りがする。
演歌にも北の土地はたくさんでてくる。
「北の宿から」「津軽海峡・冬景色」「北酒場」「雪國」
名曲揃いだ。
北の方といえば、波打つ強さと、恋の切なさと、耐え忍ぶ寒さと、だからこそ染み入る人の暖かさと。(すべて演歌の影響)
そんなことを想像する。
わたしにとってはそれはもう、憧れの土地なのだ。
憧れの地で、海を、それも日本海を見にいく。
なんだっけ、対馬海流・リマン海流。日本海はそんなのが流れてるのよね。循環♪循環♪
14:00
21世紀美術館へ向かう。
ついに永井さんに、会える、、、、!
なんというか、幸せな時間だった。
永井さんは思ったよりもハキハキ喋る人だった。めちゃくちゃ聞き取りやすい。
その思想は暖かくて優しくて、哲学って親しみやすいのかなと思わせた。
対話を重視する永井さん。
哲学してる人ってどんなイメージですか?
ひとり
苦しんでやってる
そんなイメージありませんか?
あります、あります。
でもそうじゃないみたい。
なぜ?と思ったらそこからもう既に哲学の扉は開かれている。
子供も、主婦も、学生も。みんなみんな。
その後、永井さんファシリで哲学対話をした。
なんて貴重な体験、、、心がうずうずする。
「どうして自信はなくなっていくの??」
そんなテーマに決まった。
自信かぁ、よく分からんなぁ。
みなさんの意見を聞くにつれて、どんどん自分の頭にアイデアが浮かんでいく。
それを掴んでは放って、掴んでは放つ。
何言ってるかよく分かんなくてもいいからとにかく放つ。
自信って、なんか自分のなかに確固たる芯があることなのかと思っていたけど、もしかしたらそうじゃないのかも。
だれかから何気ない言葉に支えられてるように私たちは常に他者の影響を受けてる。その体はパッチワークみたいに、他の人の要素を受けとって構成されてるのかもしれない。
となると自信って?
自分だけの話じゃ無いのかもしれない。他者との連帯感とかそういうのも混じって来るんじゃないかな。
考えが新たになった。
哲学対話、、、すごい!
最後に、永井さんに話しかけに行って、サイン貰って終了。
来てよかった。
その一言に尽きる!
旅もクライマックス!
酒と鮨を喰らって帰るぞぉ〜!
欲を言えば兼六園にも行きたかったけど、それはまた今度。また訪れる楽しみが増えた!
好きな人には、会えるうちに会おう!
今年の目標🙂
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