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宝の4年
本日、4年続けた長期インターンを卒業した。
この4年は個人的な苦しみも重なってかなり壮絶で、いろんな人に迷惑をかけたし、それでも1番悩んで頭を使った4年間だった。
ちょっとは成長できたかな。
終電に向けてみんなで一斉に走ったり。
徹夜でイベントの準備をしたり。
全員で顔を突き合わせてミーティングしたり。
悔しくて会議室でひとり泣いたり。
だめだめなところを指摘されたり。
それでもここまで続けてこれたのは、やっぱりわたしはあの日々が好きだったからなのかな。
コミュニティつくりという、常に予測不可能でわたしのやってることが正解か不正解かもわからない暗中模索な状況で果たしてわたしはよいことを行えたのだろうか。
それでも、みんなが安心して空気を共にしてる感じとか、青春の1ページをまさに走り書きしてるメンバーの一瞬を垣間見たりとか、そういうことを肌で感じる時があって、そこにはピリッとした緊張感があった。
わたしはあの瞬間を守りたいし、作り続けたいとたしかに思っていた。
あの日々を過去にしてしまった特権からいくらでも美しく仕上げることができて、そんな小さいことかもしれないけど生きててよかったなと思える。
いろんなメッセージをもらった。わたしがしたことでいろんな人が喜んでくれていた。ああ、そっかわたし喜ばれることをできていたのか。自分がしていることに意味があるのかと悩んで苦しかったときが救われた気がした。
すぐそこにたくさんの愛があった。ばかだねえ、気づかなかったなんて。
幸せな瞬間にこのまま消えてしまいたいと思うことがある。
いまは、まさにそうだ。
1番美しいわたしで、1番綺麗なきもちで、椿のようにポトっと地に落ちて、全部終わらせられたら。
深刻でないまでの悩みである。
そのくらい、嬉しい。
それでもまだ、わたしにはやりたいことがある。ひとつの新しい種を植えたい。そこにまた絶えず水をやりたい。
終わらせるわけにはいかない。
そうしてコミュニティを育てたように。今回できなかったことをできるようになりたい。よかったことはもっと伸ばしたい。
そしてまたいつかみんなに笑顔で会いたい。
あなたにも、会いたい。
晴れている空も、荒れている空も僕らは愛でてゆく。
それでは。
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