見出し画像

【投資】2020/04/02時点の日経平均株価にリーマンショックと同じ角度のトレンドラインを引いてみた

1日1,000円超えない値幅は小幅に見えてきた。(泣)
どうももりぴーです。

いまだ不安定な相場。
終わりの見えないコロナウイルスの影響により下落が続くのであればどの期間でどの角度なのか、過去の下落を参考に考えておきたいと思います。

よかったら過去記事も御覧ください。

◇1、メインストーリー(過去の下落と同じ角度で下がっていく)

スクリーンショット 2020-04-02 19.43.11

前回の記事で日経平均株価は、16,000円前後に大きなサポートがあるとお話をし、やはりその節目である3/19の16,358円を安値として、大きく反発。

その3営業日後の3/25には、一時19,564円とつけるなど、3,000円以上の大きな反発となりましたね。

2ヶ月間で約8,000円近く下げてきましたので、この反発は起きても不思議ではなかったと言えるでしょう。

ですが、今日現在(2020/04/02)の日経平均株価は、17,818円と、高値から1,746円下がり、未だ不安定な相場が続いています。

世界各地でロックダウンが起こり、経済活動が停止している国も少なくありません。その状況下を考えるのであれば、もう一段の下落は検討して置かなければ行けないでしょう。

そのときに目安になる角度は過去の角度です。
改めてチャートの線にご注目ください。

スクリーンショット 2020-04-02 19.43.11

このチャートは、日経平均株価月足20年のチャートです。

2008年のリーマンショックによる株価下落の下降トレンドの緑のラインの角度は、そのまま2015年チャイナ・ショックのときの角度にもあててみると同じ角度になっています。

ちなみに2000年に起きたITバブル崩壊のときの下落にも全く同じ角度の株価下落が見られます。

現状、コロナウイルスの影響が継続する限りは、この株価下落に沿って、下がっていくということがメインストーリーと考えるのが自然ではないでしょうか?

◇2、サブストーリー①重要な節目で止まり横ばいトレンドへ

重要な節目になるのは、前回記事と同じ、
120ヶ月移動平均線(現時点で16,169円)と、
リーマンショックからの安値でみたときのフィボナッチで見たときの1/2押し(15,721円)の2つです。

スクリーンショット 2020-04-02 19.43.05

ここのサポートは、前回が16,358円で下げ止まったことから有効であると考えられます。ですので、ここをなかなか割らずに横ばいトレンドへ移行することも考えられます。

その場合は、セル・イン・メイと呼ばれる5月頃か、大統領選挙の結果の出る10月頃には再びボラティリティ(変動幅)が大きくなる可能性があり、大底のサインである2番底をつけに行くのがどこになるのかが注目です。

ただしその場合には、少なくともコロナウイルスに対して、なんらくポジティブなニュースが必要になるでしょう。

◇3、サブストーリー②早期に終息して上昇トレンドへ復帰

現在、これが一番可能性の低いストーリーとなってしまうでしょう。

現状、コロナウイルスの感染者数は増え続けているし、ワクチン開発についてもどんなに短くても18ヶ月程度はかかると言われています。

唯一の期待は、温度上昇によるウイルスの弱体化です。

もともと夏になれば感染は収まるのではないかとは言われてきました。もしも本当にそうなるのであれば、比較的傷は浅いうちに終息を迎え、上昇トレンドへ回帰する可能性もゼロではないでしょう。

ですが、それはもっとも可能性の低い楽観論であることを意識しています。

◇4、目安の期間ともう一つの水準

では下落が続くとして、どの程度の期間下落する可能性があるのでしょうか?

スクリーンショット 2020-04-02 20.50.32

2000年のITバブル崩壊からの下落の場合は、約3年
リーマンショックの下落の場合は、約1年8ヶ月
そしてチャイナ・ショックの場合は、約10ヶ月
となります。

期間はバラバラではありますが、世界中を巻き込んでいる内容ですので、少なくとも1年以上は底打ちまでにはかかると見ておいたほうが良いでしょう。

ただそのときにもう一つ、トレードの目安になるのは、チャネルの2本のラインの真ん中に引いた線(センターライン)を目安にするのが有効です。

スクリーンショット 2020-04-02 20.50.32

上昇トレンドラインのセンターラインは黄色で、
直近数ヶ月の下降トレンドラインのセンターラインは青い線で表現しています。

見ていただいて分かる通り、過去の価格推移に対して、2本のセンターラインが上下のトレンドラインと同じように、サポート(支持)とレジスタンス(抵抗)を繰り返していることがわかるかと思います。

みなさんのメインストーリーはわかりませんが、このセンターラインを意識するだけで、未来の動きの変化の目安になる可能性が高いです。

直近のチャートを拡大しました。↓

スクリーンショット 2020-04-02 22.04.35

この線がもうすでに一度レジスタンス(抵抗)として有効に働いています。だとするならば今後は、矢印のような動きになる可能性が高いということを頭の中には描いておくと良いかもしれません。

◇まとめ

ここ数ヶ月の動きにより、下降トレンド入りがほぼ明確になってきた株価トレンド。その間もそれぞれ水準感を抑えておくことによって、リスクを軽減したりチャンスに変えられると思いますので、ぜひ過去記事と合わせて確認しておいてください。最下部に過去記事のリンクを貼っておきますね。

では現時点でのまとめです。

・メインストーリ−は1年以上の時間をかけて過去の下降トレンドと同じ角度で株価が下落する
・サブストーリー①は16,000円付近の節目は強烈なので横ばいトレンドになる
・サブストーリー②は早期終息して上昇トレンドに復帰する

となります。

この記事では、日経平均株価を題材に、複眼的な視点で見ておりますが、他にも見るべき指標はたくさんありますので、自分なりの総合的な判断をお願いいたします。

◇最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます!
このnoteでは、ツイッターアカウント(@kabolinger_m)と連動して、
日々の学びを載せています。
多少なりとも学び がもしもあれば、
・スキボタン
・フォロー
・ツイッターのフォロー

をいただけると励みになります。

それではみなさん。
今日も一日元気に頑張りましょう!

◇過去記事リンク

◇今日のPodcast

今日の記事を音声でも配信しています。↓


みなさまのサポートのおかげで継続できています。今後もありのままを投稿していきたいと思います。