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落語鑑賞メモ3

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2023年7月の記事一覧

百栄・萬橘 二人会

百栄・萬橘 二人会

2023年7月27日 百栄・萬橘 二人会 (深川江戸資料館小劇場)

三遊亭楽太 「子ほめ」
三遊亭萬橘 「芋俵」
春風亭百栄 「修学旅行の夜」
 仲入り
春風亭百栄 「野ざらし」
三遊亭萬橘 「手水廻し」

 個性派二人の四席を楽しみました。

立川笑二 月例独演会

立川笑二 月例独演会

2023年7月24日 立川笑二 月例独演会 (お江戸上野広小路亭)

 前回遅刻した笑二さんが最初に「今日はちゃんと来ました」というだけで笑いが起きる常連さんが多い会です。
 演目は「棒鱈」、「粗忽の釘」、仲入り、「五貫裁き」でした。
 独自の演出たっぷりの三席を楽しみました。
 「五貫裁き」の後半の大家の啖呵が痛快です。

シェアする落語

シェアする落語

2023年7月22日 シェアする落語 (深川東京モダン館)

林家きよ彦 「追っかけ家族」
林家きよ彦 「おじいせん」(弁財亭和泉・作)
 仲入り
四家正紀・林家きよ彦 シェアタイム
林家きよ彦 「憧れ」

 参加した皆で落語の楽しさをシェアし、終演後は参加者がその楽しさをSNS等で世間にシェアしよう、というシェアする落語の第32回です。
 今回の演者は林家きよ彦さんです。弁財亭和泉作「おじいせん

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市童のらくご

市童のらくご

2023年7月20日 市童のらくご (門前仲町 陽岳寺)

 毎月開催される柳亭市童さんの勉強会です。
 演目は「雑排」、「もぐら泥」、仲入り、「ろくろ首」でした。
 「もぐら泥」はネタ下ろしです。
 本格派二ツ目の三席を楽しみました。

立川寸志トリ噺五十席

立川寸志トリ噺五十席

2023年7月19日 立川寸志トリ噺五十席 (アートスペース兜座)

 真打を目指す寸志さんが、立川流なので寄席での真打披露興行は無いものの、五十日主任を張ることを想定してトリ噺五十席を磨く会です。毎回二席を二十五回の今回は第1回です。
 演目は「くしゃみ講釈」、仲入り、「鰻の幇間」でした。
 寸志さんの「くしゃみ講釈」は主人公と講釈師が恋敵です。
 饒舌な幇間は寸志さんに最も似合う役柄の一つです

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渋谷らくご

渋谷らくご

2023年7月16日 渋谷らくご (ユーロライブ)

柳家小ふね 「金明竹」
春風亭朝枝 「夢の酒」
立川談吉 「当たりの桃太郎」
三遊亭青森 「地獄変」(芥川龍之介・作)

 落語の多様性を感じるまったくタイプの異なる四人の二ツ目による充実した会でした。
 トリの青森さんは落語というよりも独白劇のような「地獄変」の熱演の後、後味の悪い怪談噺の後で落語家はよく雰囲気を変えるためにかっぽれを踊ります

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擬古典落語の夕べ5

擬古典落語の夕べ5

2023年7月14日 擬古典落語の夕べ5 (深川江戸資料館 小劇場)

開口一番 三遊亭けろよん 「元犬」
立川寸志 「の日」
春風亭昇羊 「吉原の祖」
三遊亭兼好 「夫婦岩」(荻野さちこ・作)
 仲入り
立川笑二 「八五郎永劫回帰」
三遊亭わん丈 「花魁の野望」

 ゲストの兼好師匠以外の二ツ目四人はすべて自作の自演です。
 ゲストは別格として、発想が斬新な「の日」と「八五郎永劫回帰」が特に面白

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立川談幸 独演会

立川談幸 独演会

2023年7月8日 立川談幸 独演会 (道楽亭)

立川幸朝 「幇間腹」
立川談幸 「だくだく」
 仲入り
立川談幸 「真景累ヶ淵 豊志賀の死」

 一門の前座の幸弥さんと幸路さんは別件があるようで二ツ目の幸朝さんが開口一番でした。とてもうまくなったと感じました。
 「だくだく」で笑った後、仲入り後に客席を暗くして演じられた「豊志賀の死」は圧巻でした。最初に宗悦殺しに触れ、最後にお久殺しも描写して

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四の日昼席

四の日昼席

2023年7月4日 四の日昼席 (スタジオフォー)

古今亭文菊 「鮑のし」
桂やまと 「初音の鼓」
隅田川馬石 「厩火事」
 仲入り
古今亭駒治 「ひろしのおっかけ音頭」
初音家左橋 「井戸の茶碗」

 毎月行われる四の日昼席に初めて参加し、真打五人の芸を楽しみました。