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落語鑑賞メモ3

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2022年11月の記事一覧

小助六・貞寿 二人会

小助六・貞寿 二人会

2022年11月28日 小助六・貞寿 二人会 (らくごカフェ)

一龍斎貞寿 「黒田節の由来」
雷門小助六 「猫退治」
 仲入り
雷門小助六 「おもと違い」
一龍斎貞寿 「赤穂義士伝 南部坂雪の別れ」

 小助六師匠は珍しい噺二席でした。
 最後は貞寿先生の義士伝の熱演に感動しました。

立川談幸 独演会

立川談幸 独演会

2022年11月25日 立川談幸 独演会 (道楽亭)

立川幸弥 「道灌」
立川談幸 「猫の災難」
 仲入り
立川談幸 「鼠穴」

 昔、家にあったレコードの談志師匠の「鼠穴」が好きで何回も聴いたので、今でも「お国表から竹次郎さんという方がお見えです」というセリフを聴くとぞくっとするのですが、今回は談志師匠唯一の内弟子だった談幸師匠で聴くことができました。

立川笑二 月例独演会

立川笑二 月例独演会

2022年11月24日 立川笑二 月例独演会 (お江戸上野広小路亭)

 演目は「蜘蛛駕籠」、「ちむわさわさぁ」、仲入り、「御神酒徳利」でした。
 「蜘蛛駕籠」の基本構成は従来どおりですが楽しいくすぐりがいろいろ入っています。
 二席目は、評判は知っていてぜひ聴きたいと思っていた「ちむわさわさぁ」でした。怖かった。
 「御神酒徳利」はネタ下ろしで、番頭善六のおかみさんが大活躍する改作です。下げもき

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馬石・龍玉 二人会

馬石・龍玉 二人会

2022年11月23日 馬石・龍玉 二人会 (深川江戸資料館小劇場)

三遊亭二之吉 「手紙無筆」
隅田川馬石 「家見舞」
蜃気楼龍玉 「夢金」
 仲入り
蜃気楼龍玉 「道灌」
隅田川馬石 「火事息子」

 「夢金」、「火事息子」と冬の噺二席を堪能しました。
 馬石師匠らしい軽みの「家見舞」も楽しく、開口一番で聴くことも多い「道灌」を真打が演じたときの違いも見せつけました。

和泉の新作コレクション

和泉の新作コレクション

2022年11月18日 和泉の新作コレクション (国立演芸場)

金原亭杏寿 「牛ほめ」
弁財亭和泉 「冷蔵庫の光」
江戸家小猫 動物ものまね
弁財亭和泉 「謎の親戚」
 仲入り
弁財亭和泉 「任侠流れの豚次伝 第一話 豚次誕生秩父でブー」

 白鳥作品を手掛けることの多い和泉師匠なので「落語の仮面」シリーズは何回も聴きましたが、「任侠流れの豚次伝」シリーズは初めてです。第二話以降も聴いてみたい。

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渋谷らくご

渋谷らくご

2022年11月15日 渋谷らくご (ユーロライブ)

サンキュータツオ・武藤奈緒美 オープニングトーク
柳亭信楽 「聖夜の奇跡」
雷門小助六 「木乃伊取り」
田辺いちか 「黄泉から」(久生十蘭・作)
春風亭百栄 「料理の鉄人ができるまで」
サンキュータツオ・武藤奈緒美 アフタートーク

 信楽さんの日常の会話にぶち込んだ異物が転がっていく新作、小助六師匠の正調の中に斬新なくすぐりが入っていた古典

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道楽亭秋祭

道楽亭秋祭

2022年11月5日 道楽亭秋祭 (深川江戸資料館小劇場)

古今亭菊一 「寿限無」
立川笑二 「あたま山」
古今亭菊太楼 「壺算」
春風亭百栄 「マイクパフォーマンス」
 仲入り
一龍斎貞寿 「お富与三郎 玄治店」
快楽亭ブラック 「小林旭の正体」

 百栄師匠の「マイクパフォーマンス」を聴くのも、ブラック師匠を聴くのも初めてです。どちらも寄席や配信がある場ではできないであろう内容ですが面白かっ

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立川談幸 独演会

立川談幸 独演会

2022年11月4日 立川談幸 独演会 (ムーブ町屋ムーブホール)

立川幸之進 「寄合酒」
立川談幸 「山崎屋」
 仲入り
柳家小菊 粋曲
立川談幸 「猫忠」

 談幸師匠の後援会・幸縁会が主催して年二回開催される独演会です。
 充実の二席を堪能しました。
 「猫忠」は鳴り物入りでした。

立川流が好きっ!!

立川流が好きっ!!

2022年11月3日 立川流が好きっ!! (北沢タウンホール)

開口一番 立川笑王丸 「子ほめ」
立川吉笑 「ぞおん」
立川かしめ 「八五郎修正」
立川こはる 「蒟蒻問答」
 仲入り
立川寸志 「将軍の賽」
立川談吉 「小さな幸せ」
立川こしら 「千早ふる」

 立川流孫弟子世代の落語会です。談吉さんは最後の直弟子でもあり、かしめさんは曾孫弟子ですが。
 「子ほめ」は新しいくすぐりがたびたび入り

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ひぐらし寄席

ひぐらし寄席

2022年10月31日 ひぐらし寄席 (日本橋社会教育会館ホール)

桃月庵あられ 「かぼちゃ屋」
隅田川馬石 「四段目」
 仲入り
隅田川馬石 「大山詣り」

 隅田川馬石 独演会の第15回です。
 あられさんは前座としての最後の高座で、11月1日からは桃月庵黒酒(くろき)です。
 「四段目」は定吉のだんなの前で言い訳するときのかわいさと蔵の中で芝居を再現するときの迫力の落差が楽しい。
 仲入り

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