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落語鑑賞メモ3

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2022年5月の記事一覧

入船亭一門会

入船亭一門会

2022年5月30日 入船亭一門会 (池袋演芸場)

開口一番 入船亭辰ぢろ 「たらちね」
入船亭扇治 「近日息子」
入船亭扇里 「西行鼓ヶ滝」
入船亭扇遊 「厩火事」
 仲入り
入船亭扇辰 「茄子娘」
入船亭扇好 「笠碁」

 入船亭一門会に初めて参加しました。
 今回の副題は、~新・扇橋誕生を前に集う九代目の直弟子たち~、です。
 直弟子7人中の5人が出演し、まくらで扇橋師匠の思い出も語られま

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寸志ねたおろし。

寸志ねたおろし。

2022年5月28日 寸志ねたおろし。 (お江戸日本橋亭)

立川縄四楼 「魚根問」
立川寸志 「愛宕山」
 仲入り
立川寸志 「らくだ(通し)」

 寸志さんのネタ下ろしの会、第37回です。
 いつもはネタ下ろし一席を含む三席ですが、今回は長講二席でした。
 ネタ下ろしの「愛宕山」はたっぷりの仕草も楽しい熱演でした。
 「らくだ」は青龍刀の説明や落合の火葬場までの道中付けなど独自の工夫が織り込ま

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いぶし銀の会

いぶし銀の会

2022年5月25日 いぶし銀の会 (らくごカフェ)

 蜃気楼龍玉師匠の独演会、第31回です。
 演目は「たらちね」、「牡丹灯篭 栗橋宿」、仲入り、「百川」でした。
 「栗橋宿」は定番ですが、龍玉師匠の「百川」は初めて聴きました。百兵衛さんと主人の場面から始まることが多いと思いますが、二階で常磐津の歌女文字師匠を呼ぼうと話がまとまる場面から始まりました。

立川笑二 月例独演会

立川笑二 月例独演会

2022年5月24日 立川笑二 月例独演会 (お江戸上野広小路亭)

 演目は「青菜」、「宿屋の富」、仲入り、「もう半分」でした。
 「もう半分」は全体構成にも手を加えた改作です。
 今年は調子がまだあまり上がっていないようですが、次回くらいからは事前告知やネタ下ろしをやっていきたいそうです。

三遊亭白鳥 独演会

三遊亭白鳥 独演会

2022年5月19日 三遊亭白鳥 独演会 (渋谷伝承ホール)

 演目は「給水塔の幽霊」、仲入り、「新婚妄想曲」でした。
 「給水塔の幽霊」は中学時代の経験を材料にして創り、「新婚妄想曲」は高校時代に楽しんだ漫画などをふんだんに盛り込んだ噺で、どちらも初めて聴きました。

一天四海

一天四海

2022年5月17日 一天四海 (国立演芸場)

開口一番 入船亭扇ぽう 「狸札」
瀧川鯉昇 「鰻屋」
入船亭扇遊 「一分茶番」
 仲入り
立川龍志 「おせつ徳三郎 花見小僧」
林家正蔵 「おせつ徳三郎 刀屋」

 年に3回開催される龍志・扇遊・鯉昇・正蔵の会の第16回です。
 この会の前身である落語睦会のメンバーは扇遊・鯉昇・喜多八でした。5月17日は喜多八師匠の七回忌なので、鯉昇師匠は爆笑まく

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渋谷らくご

渋谷らくご

2022年5月14日 渋谷らくご (ユーロライブ)

橘家文吾 「悋気の火の玉」
弁財亭和泉 「夏の顔色」
柳家さん花 「臆病源兵衛」
隅田川馬石 「淀五郎」

 さん花師匠が雲助師匠の出囃子で上がり、こだわりが無いので38番でお願いしますと言ったらたまたま雲助師匠の出囃子だったと言い訳しましたが、演目も雲助一門の方でよく聴く「臆病源兵衛」だったので狙ってやったのかもしれません。
 馬石師匠は、さ

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渋谷らくご

渋谷らくご

2022年5月13日 渋谷らくご (ユーロライブ)

林家つる子 「豆腐屋ジョニー」(三遊亭白鳥作)
立川笑二 「蜘蛛駕籠」
三遊亭遊雀 「替り目」
蜃気楼龍玉 「牡丹灯篭 栗橋宿」

 最後は客電を落として凄みのある「栗橋宿」でした。

立川談幸独演会

立川談幸独演会

2022年5月7日 立川談幸独演会 (道楽亭)

立川幸弥 「一目上がり」
立川談幸 「二人旅」
立川談幸 「厩火事」
 仲入り
立川談幸 「崇徳院」

 最初に談幸師匠から開口一番を務める幸弥さんについて紹介がありました。元は談幸師匠の三番弟子幸七でしたが二年間落語界を離れていた後4月から談幸一門に復帰し、今後は芸協には所属せずフリーの落語家として活動するそうです。

寸志・竹千代 二人会

寸志・竹千代 二人会

2022年5月5日 寸志・竹千代 二人会 (道楽亭)

寸志・竹千代 オープニングトーク
立川寸志 「風呂敷」
桂竹千代 「心眼」
 仲入り
桂竹千代 「唖の釣り」
立川寸志 「岸柳島」

 一日でも早く入門した方が兄さんになるという落語界で、そうではなく全くの同期という立場で付き合っているというお二人の会です。
 「風呂敷」は寸志さん独自の下げに向けての演出が織り込まれています。「岸柳島」も確か

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和泉・花いち 二人会

和泉・花いち 二人会

2022年5月3日 和泉・花いち 二人会 (ばばん場)

弁財亭和泉 「女の鞄」
柳家花いち 「かわいい指南」
 仲入り
柳家花いち 「ママチャリきょうこ」
弁財亭和泉 「夏の顔色」
和泉・花いち アフタートーク

 ともに新作落語ネタ下ろしの会せめ達磨のメンバーだが、二人会は二つ目時代にやるはずが二年間のびのびになって今回実現したそうです。
 和泉師匠の定番の二席と花いち師匠の代表的作品と思われ

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