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落語鑑賞メモ3

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2022年4月の記事一覧

小ゑん落語ハンダ付け

小ゑん落語ハンダ付け

2022年4月25日 小ゑん落語ハンダ付け (池袋演芸場)

小ゑん・三三 オープニングトーク
桂枝平 「道具屋」
柳家小ゑん 「ぐつぐつ」
柳家三三 「転宅」
 仲入り
柳家三三 「しの字嫌い」
柳家小ゑん 「悲しみは埼玉に向けて」

 小ゑん師匠がゲストを迎える会の第26回で、今回は4回目くらいの出演だという三三師匠です。
 オープニングトークは昔の池袋演芸場の話題などで盛り上がりました。以前

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ひぐらし寄席

ひぐらし寄席

2022年4月24日 ひぐらし寄席 (日本橋社会教育会館ホール)

桃月庵あられ 「大安売り」
隅田川馬石 「反対俥」
 仲入り
隅田川馬石 「おせつ徳三郎(花見小僧~刀屋)」

 馬石師匠の独演会 第13回です。
 「おせつ徳三郎」の下げはお題目で助かったではなく、2月に聴いた談吉さんの「おせつ徳三郎」もそうでしたが、お嬢さんの徳三郎へのセリフで下げました。こちらの方が情感があって好きです。

本気の噺~ゆかいな仲間たち2~

本気の噺~ゆかいな仲間たち2~

2022年4月21日 本気の噺~ゆかいな仲間たち2~ (池袋演芸場)

桃月庵あられ 「のめる」
古今亭菊志ん 「縁切榎」
林家正蔵 「鹿政談」
 仲入り
古今亭菊太楼 「居残り佐平次」

 第一回は沖縄で開催されたという正蔵・菊志ん・菊太楼の会の第二回です。
 「縁切榎」という噺は初めて聴きました。
 正蔵師匠の「鹿政談」は、鹿の守役に対しても最後まで声を荒げることはしない奉行が印象的でした。

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柳家三三・玉川奈々福 二人会

柳家三三・玉川奈々福 二人会

2022年4月20日 柳家三三・玉川奈々福 二人会 (月島社会教育会館ホール)

春風亭枝次 「狸の鯉」
柳家三三 「猫の皿」
玉川奈々福/曲師:沢村豊子 「仙台の鬼夫婦」
 仲入り
玉川奈々福/曲師:沢村豊子 「天保水滸伝 ボロ忠売り出し」
柳家三三 「火事息子」

 「ボロ忠売り出し」は神田愛山先生に教わった講談を浪曲化したそうで、今回がネタ下ろしです。

白鳥・兼好 二人会

白鳥・兼好 二人会

2022年4月16日 白鳥・兼好 二人会 (亀戸文化センター カメリアホール)

入船亭扇ぽう 「たらちね」
白鳥・兼好 オープニングトーク
三遊亭兼好 「粗忽長屋」
三遊亭白鳥 「青春残酷物語」
 仲入り
三遊亭白鳥 「シンデレラ伝説」
三遊亭兼好 「崇徳院」

 いろいろな会で一緒になるが二人会は初めてだそうで、「円楽党の人と円丈の弟子が二人会をやるなんて三遊亭の新しい時代がきた」という白鳥師

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立川寸志・柳家小はぜ 二人会

立川寸志・柳家小はぜ 二人会

2022年4月12日 立川寸志・柳家小はぜ 二人会 (道楽亭)

寸志・小はぜ オープニングトーク
立川寸志 「猫と金魚」
柳家小はぜ 「提灯屋」
 仲入り
柳家小はぜ 「日和違い」
立川寸志 「黄金餅」

 寸志さんの得意演目二席と小はぜさんの安定の二席を楽しみました。
 オープニングトークによると7月までにこのお二人が一緒になる会が三回くらいあるらしい。

立川笑二独演会

立川笑二独演会

2022年4月11日 立川笑二独演会 (道楽亭)

 演目は「花見の仇討」、「一眼国」、仲入り、「死神」でした。
 「花見の仇討」と「一眼国」は六部繋がり、「一眼国」と「死神」は怪異繋がりという連想ゲームのような演目選びでした。
 笑二さんの「死神」は、死神の設定によりその行動の意味がわかり、また男が妻を離縁するまでの経緯も描写した改作です。

蜃気楼龍玉 圓朝に挑戦!!

蜃気楼龍玉 圓朝に挑戦!!

2022年4月7日 蜃気楼龍玉 圓朝に挑戦!! (道楽亭)

 龍玉師匠が圓朝作と言われる噺に挑戦する会の第71回で、今回は「双蝶々」です。
 演目は「小雀長吉」、「定吉殺し」、仲入り、「雪の子別れ」でした。
 長吉が奉公に出る前の子供時代を描いた「小雀長吉」は初めて聴きました。
 仲入りを含めて二時間弱の熱演を堪能しました。

弁財亭和泉の"新"新作びゅーびゅー

弁財亭和泉の"新"新作びゅーびゅー

2022年4月6日 弁財亭和泉の"新"新作びゅーびゅー (らくごカフェ)

 和泉師匠の独演会 第六回です。
 演目は「働き方の改革」、「お茶漬けは大盛りで」、仲入り、「落語の仮面 第十話 走れ元犬」でした。
 「働き方の改革」は今後コロナ禍によるリモートワークの増加なども踏まえて手を加えていきたいそうです。
 「お茶漬けは大盛りで」は三遊亭れん生作です。自分には無い感覚がとても面白いので八割方は

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労働者たち2

労働者たち2

2022年4月2日 労働者たち2 (シアター711)

立川寸志 「助詞次第」
弁財亭和泉 「一年生」
 仲入り
弁財亭和泉 「匿名主婦 只野人子」
立川寸志 「引越しの夢」
和泉・寸志 アフタートーク

 会社員経験が豊富な和泉師匠と寸志さんによる勤労噺限定落語会です。
 「助詞次第」はまくらを含めて語感に拘った元編集者の寸志さんらしい新作です。
 入社三日目の新人・育成担当の社員・課長が登場す

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