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落語鑑賞メモ3

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2022年3月の記事一覧

天どん・駒治 二人会

天どん・駒治 二人会

2022年3月26日 天どん・駒治 二人会 (ばばん場)

三遊亭天どん 「~の3・四歩」
古今亭駒治 「鶯の鳴く街」
 仲入り
古今亭駒治 「海芝浦」
三遊亭天どん 「花見の仇討」

 開演前に楽屋の会話が漏れ聞こえていたが、ヤクルトファンのお二人が前日の逆転勝利の話題で盛り上がっていたそうです。
 初めて聴く新作三席を楽しんでから最後は、新作派の人との二人会では一席は古典をやるようにしていると

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桃月庵白酒 独演会

桃月庵白酒 独演会

2022年3月23日 桃月庵白酒 独演会 (北とぴあ つつじホール)

桃月庵あられ 「たらちね」
桃月庵白酒 「宿屋の仇討」
 仲入り
桃月庵白浪 「死神」
桃月庵白酒 「お見立て」

 まくらを含め爆笑の白酒師匠の二席を楽しみました。
 白浪さんの「死神」はまくらや独自の設定を生かした新しい下げでした。

寸志ねたおろし。

寸志ねたおろし。

2022年3月21日 寸志ねたおろし。 (お江戸日本橋亭)

立川寸志 「風呂敷」
立川半四楼 「千早振る」
立川寸志 「軒付け」
 仲入り
立川寸志 「引越しの夢」

 隔月で開催される寸志さんのネタ下ろしの会です。
 一席目は寸志さんの今推しの噺で昨年の一番の収穫という「風呂敷」で、独自の下げに向けた演出が織り込まれています。
 二席目の2015年に二回やっただけという蔵出しの「軒付け」と仲入

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立川笑二 月例独演会

立川笑二 月例独演会

2022年3月18日 立川笑二 月例独演会 (お江戸上野広小路亭)

 演目は「小言幸兵衛」、「花見の仇討ち」、仲入り、「不動坊」でした。
 独自のくすぐり多めの三席を楽しみました。
 「小言幸兵衛」の下げと「不動坊」の最後の展開も普通とは変えています。

いぶし銀の会

いぶし銀の会

2022年3月14日 いぶし銀の会 (らくごカフェ)

 蜃気楼龍玉師匠の独演会です。
 演目は「鹿政談」、「お直し」、仲入り、「幾代餅」です。
 最前列で三席を堪能しました。

渋谷らくご

渋谷らくご

2022年3月13日 渋谷らくご (ユーロライブ)

三遊亭青森 「牛ほめ」
立川こしら 「ウクライナ根問」
隅田川馬石 「首提灯」
蜃気楼龍玉 「双蝶々 雪の子別れ」

 前半は若手噺家の魂の叫び風の長いまくらからの改作「牛ほめ」と2019年にウクライナに滞在した経験をたっぷり語った「ウクライナ根問」、後半は軽みもある「首提灯」と感動の「双蝶々」の古典二席という、とても振り幅の大きい会でした。

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三扇会

三扇会

 2022年3月11日 三扇会 (らくごカフェ)

玉川太福/曲師:玉川みね子 「祐天吉松 飛鳥山 親子の出会い」
一龍齋貞寿 「お富与三郎 玄冶店」
林家たけ平 「百年目」

 落語・講談・浪曲を一度に楽しめる三扇会に久々に参加しました。
 今回のテーマは ”華(花)” です。「祐天吉松」と「百年目」には花見の場面があり、「お富与三郎」には悪の華・悪女のお富が登場します。

三三・兼好 二人会

三三・兼好 二人会

2022年3月8日 三三・兼好 二人会 (北とぴあ つつじホール)

入船亭扇ぽう 「真田小僧」
柳家三三 「五目講釈」
三遊亭兼好 「厩火事」
 仲入り
三遊亭兼好 「だくだく」
柳家三三 「笠碁」

 仲入り前の兼好師匠のくすぐりたっぷりの「厩火事」や、トリの三三師匠の繊細な表現の「笠碁」など、お二人それぞれの持ち味を存分に楽しみました。

立川談幸独演会

立川談幸独演会

2022年3月5日 立川談幸独演会 (道楽亭)

立川幸路 「子ほめ」
立川談幸 「備前徳利」
 仲入り
立川談幸 「百年目」

 「備前徳利」という噺は初めて聴きました。
 仲入り後は、初めて聴く演出も織り込まれたすばらしい「百年目」で感動しました。

柳家三三 独演会

柳家三三 独演会

2022年3月2日 柳家三三 独演会 (練馬文化センター 小ホール)

金原亭馬太郎 「三人無筆」
柳家三三 「五目講釈」
柳家三三 「碁泥」
 仲入り
柳家三三 「花見の仇討」

 演目にもよるのでしょうが、これまでの三三師匠の印象よりも入れ事で笑わせる場面が多かった気がします。

瀧川鯉昇 独演会

瀧川鯉昇 独演会

2022年2月28日 瀧川鯉昇 独演会 (道楽亭)

 演目は「持参金」、「蒟蒻問答」、仲入り、「芝浜」でした。
 鯉昇師匠のまくらは何回聴いても面白い一つの作品になっているものが多いですが、今回の一席目では過去にお客さんや席亭から顰蹙を買ったのでしばらくやっていないというまくらを三作品披露しました。
 仲入り後は、途中は笑いが多めで最後はしっかり締めた「芝浜」でした。