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落語鑑賞メモ3

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2021年12月の記事一覧

圓菊一門会

圓菊一門会

2021年12月29日 第50回 圓菊一門会 (浅草演芸ホール)

菊生改め三代目古今亭圓菊襲名披露興行
前座
「転失気」 古今亭菊一
「道灌」 古今亭まめ菊

昼の部
「出来心」 古今亭駒子
「黒田武士」 古今亭菊龍
歌とおしゃべり バラク-ダ岡本圭司
「湯屋番」 古今亭菊志ん
---仲入り---
「安兵衛狐」 古今亭菊太楼
「ふぐ鍋」 古今亭菊千代
奇術 マギ-隆司
「やかんな

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師匠噺トライアル

師匠噺トライアル

2021年12月25日 師匠噺トライアル (お江戸日本橋亭)

開口一番 立川縄四楼 「道灌」
立川寸志 「岸柳島」
立川談四楼 「人情八百屋」
 仲入り
立川寸志 「芝浜」
立川談四楼 講評

 寸志さんが真打を目指して師匠の得意演目二席に挑戦する会の第三回です。「芝浜」は初演、「岸柳島」は二回目の口演です。
 談四楼師匠はまくらで寸志さんは実力的にはいつ真打になってもいいと述べた後、ゲストなの

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いぶし銀の会

いぶし銀の会

2021年12月23日 いぶし銀の会 (らくごカフェ)

 蜃気楼龍玉師匠の独演会です。
 「ずっこけ」の酔っぱらいはさすがの迫力でした。
 仲入り後は「富久」の熱演を堪能しました。
 次回は3月14日です。

立川笑二 月例独演会

立川笑二 月例独演会

2021年12月20日 立川笑二 月例独演会 (お江戸上野広小路亭)

 演目は「猫の忠信」、「茶の湯」、仲入り、「五貫裁き」でした。
 今回ネタ下ろしはありませんでしたが、笑二さんらしい独自の演出をちりばめた三席です。「茶の湯」は以前よりも破壊力が増していました。

柳家一琴の会

柳家一琴の会

2021年12月19日 柳家一琴の会 (らくごカフェ)

柳家一琴 「二人旅」
柳家一琴 「浮世床(本、夢)」
柳家一琴・四家正紀 対談
 仲入り
柳家一琴 「蒟蒻問答」

 一琴師匠の表情豊かな三席を楽しみました。
 有望な二ツ目を応援する落語会「シェアする落語」を主宰する四家さんとの対談は、四家さんが周到に準備した流れにそって一琴師匠にインタビューしていく形で進み、パソコンやSNSを落語家の中

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江戸川区在住芸人大集合

江戸川区在住芸人大集合

2021年12月18日 江戸川区在住芸人大集合 (江戸川区総合文化センター 小ホール)

古今亭菊一 「手紙無筆」
立川幸之進 「田能久」
古今亭菊太楼 「お菊の皿」
柳家さん八 「短命」
 仲入り
さん八・談幸・菊太楼・幸之進 トーク
北見伸/アシスタント 小泉ポロン マジック
立川談幸 「試し酒」

 マジックのアシスタントを務めた小泉ポロンさんを含めて演者全員が江戸川区在住です。
 トークの

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柳枝・寸志の落語ができました

柳枝・寸志の落語ができました

2021年12月12日 柳枝・寸志の落語ができました (劇小劇場)

柳枝・寸志 トーク「忘れちゃいけない名人上手」
春風亭柳枝 「もぐら泥」
 仲入り
立川寸志 「鮫講釈」
・「出囃子と上りについて」
  柳枝・寸志 トークと上りのものまね
  恩田えり トークと三味線
  入船亭辰ぢろ 太鼓

 娯楽百貨のYouTubeチャンネルでコロナ禍の状況で始まった番組<柳枝・寸志の落語がやりたい>のラ

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談吉百席

談吉百席

2021年12月8日 談吉百席 (としま区民センター 小ホール)

 隔月で行われる立川談吉さんの独演会です。
 演目は「粗忽長屋」、「小さな幸せ」、仲入り、「富久」でした。
 どちらも独自の味わいを随所にちりばめた古典二席が楽しかったです。
 初めて聴いた新作「小さな幸せ」は、どうしたらこんな噺を考えつけるのだろうと不思議な談吉ワールド全開でした。

一天四海

一天四海

2021年12月7日 一天四海 (国立演芸場)

開口一番 入船亭扇ぽう 「道具屋」
入船亭扇遊 「天災」
立川龍志 「芝浜」
 仲入り
林家正蔵 「紋三郎稲荷」
瀧川鯉昇 「ねずみ」

 年に3回開催される龍志・扇遊・鯉昇・正蔵の会、第15回です。
 主催者情報によると意外にも芸歴50年の龍志師匠が「芝浜」をネタ下ろししたのは昨年です。丁寧で正調な「芝浜」でした。

弁財亭和泉の"新"新作びゅーびゅ

弁財亭和泉の"新"新作びゅーびゅ

2021年12月4日 弁財亭和泉の"新"新作びゅーびゅー (らくごカフェ)

 隔月で行われる和泉師匠の勉強会です。
 演目は「箱の中」、「すぶや」、仲入り、「落語の仮面 第九話 二人の豊志賀」(白鳥作)でした。
 八月の小三治師匠の会に参加して「箱の中」をやったとき「台本を読みたい」と言っていただきコピーを送ったので、この噺をやると小三治師匠を思い出すという特別なものになったそうです。
 「落語

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