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落語鑑賞メモ3

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2021年10月の記事一覧

立川談幸 独演会

立川談幸 独演会

2021年10月30日 立川談幸 独演会 (日暮里サニーホールコンサートサロン)

開口一番 立川幸路 「道灌」
立川談幸 「御神酒徳利」
 仲入り
立川談幸 「柳田格之進」

 談幸師匠の充実の二席を堪能しました。
 「柳田格之進」は比較的笑いの多い演出で、設定にも独自の工夫が織り込まれています。
 幸路(ゆきじ)さんは談幸師匠初の女性のお弟子さんで、今回が大きな声ではきはきとした初高座でした。

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白鳥の巣#4

白鳥の巣#4

2021年10月24日 白鳥の巣#4 (巣鴨スタジオフォー)

 演目は「鬼灯渦巻草子 第一話 満月鬼子母神」、仲入り、「鬼灯渦巻草子 第二話 野分両国橋」でした。昭和50年代の落語界を舞台とした二ツ目喜楽家次郎吉をめぐる人間模様を描いた怪談です。
 今回がネタ下ろしではなく、9月のヨチヨチSWANで休憩なしの100分でネタ下ろしした「鬼灯渦巻草紙 次郎吉 因縁の扉」を、お客さんから指摘された間違

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立川笑二 月例独演会

立川笑二 月例独演会

2021年10月20日 立川笑二 月例独演会 (お江戸上野広小路亭)

 前回以降に出会った出来事を題材としたまくらで笑わせてから三席やるのがいつものパターンですが、今回はまくらの替わりに10月の渋谷らくごでネタ下ろししたばかりの新作「お義父さん」をやりました。
 「ぞろぞろ」と「茶金」はネタ下ろしです。
 笑二さんの「お直し」を聴くのは三回目ですが、笑二さんの改作の中で最初に聴いたときの衝撃が一

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立川笑二独演会

立川笑二独演会

2021年10月16日 立川笑二独演会 (道楽亭)

立川笑二 「お菊の皿」
立川談笑 「粗忽だらけ長屋」
 仲入り
立川笑二 「景清」

 前座時代から始まって道楽亭出演回数最多落語家である笑二さんの現会場では最後の独演会です。新会場への移転を応援する意味も込めて道楽亭初出演の談笑師匠がゲストです。
 一席目は、中学時代にCD等で落語を聴き始めてから談笑師匠に入門するまでの経緯などのまくらから、

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立川談幸独演会

立川談幸独演会

2021年10月13日 立川談幸独演会 (道楽亭)

立川幸朝 「寄合酒」
立川談幸 「能狂言」
 仲入り
立川談幸 「付き馬」

 現道楽亭では最後の談幸独演会です。
 開口一番は9月下席から二ツ目に昇進した幸吾改め幸朝さんの元気いっぱいの「寄合酒」でした。
 狭い道楽亭の高座で「能狂言」の下げはどうするのだろうと思いましたが、若干のトラブルはあったもののやりきりました。
 仲入り後は「付き馬」

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渋谷らくご

渋谷らくご

2021年10月10日 渋谷らくご (ユーロライブ)

立川志ら乃 「十徳」
入船亭扇里 「三井の大黒」
田辺いちか 「井伊直人(仙台の鬼夫婦)」
隅田川馬石 「松曳き」

 いろいろふくらませて楽しい「十徳」から爆笑の「松曳き」まで四席を楽しみました。

談吉百席

談吉百席

2021年10月8日 談吉百席 (としま区民センター 小ホール)

 隔月で行われる立川談吉さんの独演会です。
 「ねずみ」はネタ下ろしです。途中抜けて後戻りする場面もありましたが、新鮮に感じるセリフが多く良かったです。

蜃気楼龍玉「女殺油地獄」

蜃気楼龍玉「女殺油地獄」

2021年10月6日 蜃気楼龍玉「女殺油地獄」

 仲入り前は笑いも交えながら淡々と進みましたが、仲入り後は客電を落として照明効果も使いながら一気に緊迫の展開でした。

馬石長講を聴く会

馬石長講を聴く会

2021年10月1日 馬石長講を聴く会 (日本橋社会教育会館ホール)

開口一番 桂枝平 「桃太郎」
隅田川馬石 「安兵衛狐」
 仲入り
隅田川馬石 「三軒長屋」

 ネタ出しされていた「三軒長屋」は約50分の熱演でした。