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落語鑑賞メモ3

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2021年9月の記事一覧

立川笑二 月例独演会

立川笑二 月例独演会

2021年9月29日 立川笑二 月例独演会 (お江戸上野広小路亭)

 演目は「権兵衛狸」、「五人廻し」、仲入り、「水屋の富」でした。
 「権兵衛狸」と「水屋の富」がねたおろしです。
 「水屋の富」は下げは従来どおりですが、そこに至るまでに笑二さんらしいひねりがたっぷり織り込まれていました。

談幸・太福 二人会

談幸・太福 二人会

2021年9月28日 談幸・太福 二人会 (お江戸上野広小路亭)

開口一番 桂南海 「子ほめ」
立川談幸 「試し酒」
玉川太福/曲師 玉川鈴 「男はつらいよ 第17作 夕焼け小焼け」
 仲入り
玉川太福/曲師 玉川鈴 「地べたの二人 おかずの初日」
立川談幸 「安兵衛狐」

 珍しい顔合わせの二人会です。
 談幸師匠の充実の二席と太福さんの代表的な新作シリーズからの二席を楽しむことができ大満足で

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貴殿凄腕体当願候

貴殿凄腕体当願候

2021年9月23日 貴殿凄腕体当願候 (深川江戸資料館小劇場)

兼好・こみち オープニングトーク
柳亭こみち 「紙入れ」
三遊亭兼好 「質屋庫」
 仲入り
三遊亭兼好 「高砂や」
柳亭こみち 「片棒」

 こみち師匠が尊敬する落語家に二人会を申し込む企画の第一回です。
 兼好師匠の「質屋庫」は、長屋のおかみさんが苦労して買った帯を質流れにした怨念の妄想を語るのは主人ではなく番頭です。
 こみち

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寸志ねたおろし!!

寸志ねたおろし!!

2021年9月19日 寸志ねたおろし!! (お江戸日本橋亭)

立川寸志 「悋気の独楽」
立川半四楼 「ぞろぞろ」
立川寸志 「胴斬り」
 仲入り
立川寸志 「盃の殿様」

 隔月で行われる立川寸志さんのねたおろしの会です。
 ねたおろしの「盃の殿様」、最近ねたおろししたばかりの「悋気の独楽」、五年ぶりの蔵出し「胴斬り」と、奇想天外な設定に違和感を抱かせない充実の三席でした。
 なお、次回は11月

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百栄・萬橘 二人会

百栄・萬橘 二人会

2021年9月14日 百栄・萬橘 二人会 (深川江戸資料館小劇場)

開口一番 春風亭枝次 「子ほめ」
春風亭百栄 「ホームランの約束」
三遊亭萬橘 「粗忽長屋」
 仲入り
三遊亭萬橘 「豊竹屋」
春風亭百栄 「船越くん」

 独特の破壊力の「粗忽長屋」や久々に聴くことができた「船越くん」など、お二人らしさ全開の四席でした。

立川笑二 独演会

立川笑二 独演会

2021年9月12日 立川笑二 独演会 (道楽亭)

立川笑二 「鮫講釈」
立川笑二 「算段の平兵衛」
 仲入り
三遊亭楽八 「日和違い」
立川笑二 「唐茄子屋政談」

 「唐茄子屋政談」は最初の部分は省略し最後まで。途中に織り込んだ独自のくすぐりを生かす形でサゲを変えていました。
 仲入り前の二席、配信担当の楽八さんの一席も含め充実した会でした。

渋谷らくご

渋谷らくご

2021年9月11日 渋谷らくご (ユーロライブ)

柳亭市童 「ろくろ首」
弁財亭和泉 「銀座なまはげ娘」
三遊亭遊雀 「小言幸兵衛」
蜃気楼龍玉 「駒長」

 龍玉師匠の「駒長」は2016年11月に聴いたのだが完全に忘れており、初めて聴く噺のように楽しみました。

一天四海

一天四海

2021年9月7日 一天四海 (国立演芸場)

開口一番 入船亭扇ぽう 「たらちね」
立川龍志 「七面堂」
林家正蔵 「茄子娘」
 仲入り
瀧川鯉昇 「蛇含草」
入船亭扇遊 「木乃伊取り」
    三味線:恩田えり
    鳴り物:瀧川鯉舟

 扇遊・鯉昇・喜多八の落語睦会には喜多八師匠が亡くなる半年前の2015年12月に一度だけ参加しました。
 その後継企画である一天四海に初めて参加し、円熟の四

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いずみの女子会

いずみの女子会

2021年9月4日 いずみの女子会 (日本橋 藪伊豆総本店)

弁財亭和泉 「真田小僧」
春風亭一花 「のめる」
弁財亭和泉 「女の鞄」
 仲入り
弁財亭和泉 「八月下旬」(喬太郎作)

 和泉師匠が女性演者を助演に迎える会の真打昇進後 第一回です。
 「八月下旬」は喬太郎作です。和泉師匠が2019年12月のSWA復活公演に勉強に行ったとき、白鳥作と彦いち作の噺はやらしていただいているが喬太郎作の

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