マガジンのカバー画像

落語鑑賞メモ3

665
運営しているクリエイター

2019年6月の記事一覧

立川笑二独演会

2019年6月23日 立川笑二独演会 (お江戸上野広小路亭)

 最初で最後かもしれない笑二さん自作の新作落語のみ三席の会でした。
 「わかればなし」は初めて聴きましたが、これも笑二さんらしさ全開の噺です。
 この独演会、7月は休みで8月から再開の予定とのことです。

落語作家井上のかたち

2019年6月22日 落語作家井上のかたち 第5回 「寸志・音助 新作ふたりづれ」 (らくごカフェ)

雷門音助 「権助芝居」
立川寸志 「弥次郎」
 仲入り
立川寸志 「正体見たり」(原作:井上新五郎正隆)
雷門音助 「長屋のお練り」(原作:井上新五郎正隆)
寸志・音助 アフタートーク

 落語作家の井上新五郎正隆先生が落語家さんにあてがきした新作を披露する会です。これまでの4回はこの会がネタお

もっとみる

真打昇進披露興行

2019年6月17日 池袋演芸場夜の部

 立川吉幸師匠が主任の真打昇進披露興行に行ってきました。
 披露口上に並んだのは司会の春風亭傳枝師匠、協会理事の三笑亭夢太郎師匠と、三人の新真打とその師匠方です。
 師匠方の口上に合わせて新真打の表情も少し変化するのですが、吉幸師匠だけは全く表情を変えずに正面を見据えていたのが印象に残りました。「幇間腹」もとても良かったです。

開口一番 立川幸吾 「かぼ

もっとみる

「蜃気楼龍玉 圓朝に挑戦!!」

2019年6月12日 「蜃気楼龍玉 圓朝に挑戦!!」第55回 (道楽亭)

蜃気楼龍玉 「穴どろ」
 仲入り
蜃気楼龍玉 「牡丹燈籠 栗橋宿」

 「穴どろ」は、ネタ出しをする会で、よくやっている「もぐら泥」と伝えたつもりが手違いで「穴どろ」になっているのに事前に気づき、変更しようとしたら雲助師匠にこの機会に覚えろと言われた噺とのこと。
 龍玉師匠の「牡丹燈籠 栗橋宿」は迫力があります。

笑二・寸志 ねたまわし

2019年6月8日 笑二・寸志 ねたまわし 第8回 (道楽亭)

笑二・寸志 オープニングトーク
立川寸志 「幇間腹」
立川笑二 「小言幸兵衛」
 仲入り
立川笑二 「だくだく」
立川寸志 「鉄拐」

 お互いのネタを教えあう会の第8回。
 「だくだく」と「鉄拐」が前回相手から教わった噺のネタおろしで、次回は寸志さんが「小言幸兵衛」を、笑二さんが「幇間腹」をネタおろしします。
 「だくだく」は寸志

もっとみる

立川談吉・古今亭始 二人会

2019年6月5日 立川談吉・古今亭始 二人会 (道楽亭)

古今亭始 「たがや」
立川談吉 「青菜」
 仲入り
立川談吉 「子ほめ」
古今亭始 「お見立て」

 談吉さんの「青菜」は斬新なくすぐりがちょくちょく入って面白かったです。始さんはやはりところどころで志ん輔師匠のイメージを感じました。

四噺 其の七

2019年6月3日 四噺 其の七 (深川江戸資料館レクホール)

開口一番 三遊亭まん坊 「按七」
立川寸志 「たがや」
三遊亭わん丈 「悋気の独楽」
 仲入り
雷門音助 「鈴ヶ森」
三遊亭楽天 「もう半分」

 主任だけがネタ出しをし、他の三人がそれに向けてつなぐ会の第7回です。今回も開口一番から二回目の主任の楽天さんまで、皆が持ち味発揮で充実していました。
 次回は9月2日で主任は音助さん、演

もっとみる

宝井琴調 封印切の会

2019年6月2日 宝井琴調 封印切の会 第18回 (お江戸日本橋亭)

前講 一龍齋貞奈 「扇の的」
三遊亭ふう丈 「お絹ちゃん」
宝井琴調 「お岩誕生」
 仲入り
ホンキートンク 弾 漫談
宝井琴調 「卒業ホームラン」(重松 清 原作)

 実験的なことも試みることができる場所と位置づけられているらしい琴調先生の会に初めて参加しました。ネタ出しされていた重松 清の小説が原作の「卒業ホームラン」

もっとみる