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落語鑑賞メモ3

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2019年4月の記事一覧

「すいかの女子会」

2019年4月29日 「すいかの女子会」15回目 (藪伊豆総本店)

三遊亭粋歌 「権助魚」
林家あんこ 「青菜」
三遊亭粋歌 「迷子の子」
 仲入り
三遊亭粋歌 「働き方の改革」

 この会は、粋歌さんが二ツ目になってすぐに主催者の方に声をかけてもらって始まったので、ホームグランドという意識があるとのこと。また、助演の人がやりやすいように、一席目は古典と決めているらしい。
 粋歌さんも助演のあん

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談吉百席

2019年4月20日 談吉百席 Vol.31 (池袋東口GEKIPA)

 隔月で行われる立川談吉さんの落語会、新たな会場に移っての再出発第一回です。この場所は池袋東口から徒歩3分と近く、会場もトイレも以前の場所よりきれいです。ただ、開場前にお客さんが並べるスペースが小さいのであまり早くに行かない方がよいかもしれません。
 「生モノ干物」は、談吉さんの語りのリズムを楽しむためにあるような不思議な新

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粋歌の新作コレクション

2019年4月18日 粋歌の新作コレクション (内幸町ホール)

 「働き方の改革」は初めて聴きましたが、粋歌さんらしい刺激的な設定のとても面白い噺でした。
 「時そば危機一髪」と「夏の顔色」は二回目ですが、どちらもまた聴きたかった噺でよかったです。
 ゲストの文蔵師匠はまくらで、20年近く前に落語教室の先生を3年位やったとき、OL時代の粋歌さんが生徒だったという思い出を語っていました。

立川談幸一門会

2019年4月17日 立川談幸一門会 (道楽亭)
 
開口一番 立川幸七 「牛ほめ」
立川幸之進 「岸柳島」
立川吉幸 「時そば」
 仲入り
談幸・吉幸・幸之進 一門トーク
立川談幸 「愛宕山」

 一門トークは吉幸さんの真打披露パーティーや談幸師匠の真打昇進時についてなど。
 談幸師匠の「愛宕山」の熱演を堪能しました。
 吉幸さんの真打披露興行と立川談幸独演会のチケットも入手できました。
 なお

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「日本で二番目に賑やかな会」

2019年4月12日 「日本で二番目に賑やかな会」 (道楽亭)

三朝・貞寿 オープニングトーク
春風亭三朝 「寄合酒」
一龍齋貞寿 「八百蔵吉五郎」
 仲入り
一龍齋貞寿 「村越茂助 左七文字の由来」
春風亭三朝 「竹の水仙」

 このお二人に三遊亭朝橘師匠が加わった「日本で一番賑やかな会」が定期的に行われていますが、今回は二人なので「日本で二番目に賑やかな会」です。それでもオープニングトークは

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Young Tatekawa Blood (江戸の新風)

2019年4月9日 Young Tatekawa Blood (江戸の新風) (東京芸術劇場シアターウエスト)

 立川談志の直弟子である志らく師匠と談笑師匠が「Tatekawa Blood」という二人会をやっているのを受けて、孫弟子世代が立ち上げた会です。

 立川談志の長女である松岡ゆみこさんをゲストに迎えたトークでは、立川流の様々な話題を聴くことができました。

 真打のこしら師匠が開口一番

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落語作家井上のかたち

2019年4月6日 落語作家井上のかたち 第4回 「柳家一琴 特選の極」 (らくごカフェ)

開口一番 柳家小ごと 「たらちね」
柳家一琴 「士族の俥」
柳家一琴 「夢八」
 仲入り
柳家一琴 「うぶだし屋」

 落語作家の井上新五郎正隆先生が、ご自分が好きな噺家さんにあてがきした新作を演じてもらう会の第4回です。
 今回の演者は第1回に続いて二回目の登場の柳家一琴師匠です。
 「士族の俥」は、仕

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話芸に親しむ会

2019年4月5日 第56回 話芸に親しむ会 (北沢地区会館)

 毎月第一金曜日に開催される古今亭菊龍師匠の稽古会です。
 今回の演目は「紙入れ」と「品川心中(通し)」でした。
 「紙入れ」はねたおろしですが、旦那が早く帰ってくる理由などに工夫が織り込まれていました。
 「紙入れ」と似た雰囲気の噺に「風呂敷」があり、これも間男の噺としてやる人もいるが、菊龍師匠は単に兄貴分を訪ねてきた若者が巻き込

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池袋演芸場

2019年4月3日 池袋演芸場

 久々に昼の部の開口一番から夜の部の主任まで池袋演芸場に籠りました。
 「紫檀楼古木」、「ぼやき居酒屋」、「すなっくらんどぞめき」が初めて聴く噺でした。
 「ぼやき居酒屋」は検索したら桂文枝師匠作らしい。
 池袋は地元なので「すなっくらんどぞめき」ではじける喬太郎師匠の池袋愛がうれしい。

 (昼の部)
開口一番 三遊亭ごはんつぶ 「牛ほめ」
古今亭始 「悋気の独

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