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落語鑑賞メモ3

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2018年10月の記事一覧

一龍齋貞寿独演会~寿会~

2018年10月26日 一龍齋貞寿独演会~寿会~ (上野広小路亭)

開口一番 田辺凌天 「村越茂助誉れの使者」
一龍齋貞寿 「五福屋騒動」
 仲入り
一龍齋貞寿 「玉菊燈籠」(鳴り物入り 陰 関澤衛)

 「五福屋騒動」は大岡越前の初めての裁きでかつ「玉菊燈籠」の前日譚でもある話で、五十年以上絶えていたのを貞寿先生が復活させたとのこと。
 「玉菊燈籠」は師匠 貞心先生が一番大切にしている話で現在

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四噺 其の五

2018年10月25日 四噺 其の五 (深川江戸資料館レクホール)

開口一番 柳家あお馬 「子ほめ」
雷門音助 「権助芝居」
三遊亭楽天 「へっつい幽霊」
 仲入り
立川寸志 「鮫講釈」
三遊亭わん丈 「芝浜」

 主任だけがネタ出しをし、他の三人はそれに向けてつなぐ会の第五回。今回のわん丈さんから主任が二巡目に入りました。
 今シーズン初めて「芝浜」を聴きました。魚屋の亭主が仕事に出なくなるい

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三人吉座

2018年10月20日 三人吉座 十一幕目 (藪伊豆総本店)

開口一番 春風亭だいなも 「道具や」
隅田川馬石 「安兵衛狐」
春風亭百栄 「桑名船」
 仲入り
古今亭菊志ん 「幾代餅」

 馬石師匠は語りもいいけど仕草や表情が魅力的だと改めて思いました。
 「桑名船」はあまり百栄師匠らしくない噺かと思いましたが独自のくすぐりがたくさん入って面白かったです。
 トリの菊志ん師匠は「幾代餅」をたっぷ

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談吉百席

2018年10月13日 談吉百席 (アートスペースサンライズホール)

 東池袋での立川談吉さんの会の第29回。ホールが閉鎖になるためこの会場での談吉百席は次回12/22で最後。次の会場も池袋にしたいがまだ未定とのことでした。
 最初のまくらで「今日はマニアックな噺を」と言っていたが、「さんま火事」と「田能久」は生で初めて聴きました。最後は立川流のお家芸のイメージもある「鼠穴」でした。

桂三四郎・立川笑二 二人会

2018年10月8日 桂三四郎・立川笑二 二人会 (道楽亭)

桂三四郎・立川笑二 オープニングトーク
桂三四郎 「ちりとてちん」
立川笑二 「宿屋の仇討ち」
 仲入り
立川笑二 「親子酒」
桂三四郎 「阿弥陀池」

 どちらがトリをとるかを決めるじゃんけんが目的のオープニングトークが、小痴楽さんの結婚式の話などで大いに盛り上がって30分くらいになりました。
 三四郎さんは新作しか聴いたことがなか

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シェアする落語

2018年10月7日 シェアする落語 第22回 (深川東京モダン館)

 参加した皆で落語の楽しさをシェアし、終わってからはその楽しさをSNS等で世間にシェアしようというシェアする落語の第22回。出演者と主催者の対談および写真撮影タイムがあるのもこの会の特徴です。

 これまでの出演者はすべて二ツ目の方だったが、今回初めて真打の三遊亭好の助師匠の登場です。

 「ちきり伊勢屋」は音源で一度聴いたこ

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立川寸志、雷門音助 二人会

2018年10月6日 立川寸志、雷門音助 二人会 (日暮里サニーホール コンサートサロン)

 同じ2011年に入門した寸志さん、音助さんの二人会 第三回です。
 今回のテーマ「好きすぎて演らなかった噺」は音助さんの「堀の内」と寸志さんの「強飯の女郎買い」です。
 対談では好きすぎる噺への想いなど。お二人が楽屋で落語の話をするととても盛り上がるとのことでしたが、それを窺わせる楽しい対談でした。

話芸に親しむ会

2018年10月5日 第51回 話芸に親しむ会 (北沢地区会館)

 毎月第一金曜日に開催される古今亭菊龍師匠の会です。
 先月は師匠が風邪で中止だったので「今月はその分たっぷりやります」と、「子別れ(通し)」を休憩なしで堪能しました。

http://nukikiuti-no-ryu.seesaa.net/article/461793130.html