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Reflection Journal 2019年7月30日 昼

鳥取から東京に移動中である。今朝、知り合いに鳥取の海を見せてもらい、海の透明さ、海の碧と空の青のコントラスに目を奪われた。日本にもこんなのどかな場所が残っているとはと感嘆した。シュノーケリングしている家族連れもおり、水着をもってこればと残念に思った。この透き通る海のそばで暮らしたいなと思った。


1.解決できない課題
昨日お伺いした企業は、TOPが定期的に天下りする組織である。今回のTOPが張り切り過ぎている傾向があり、その解決(どのような研修を実施するのか)に向けてのミーティングであった。その組織は、改革を進めないといけない時期に来ているが、TOPは現場のインタビューをするが自分の話をし過ぎ、TOPは部下が出す報告書・稟議書に手を入れるために、改革が進まない状態である。

私がファシリに入ることで、TOPの意向をくんだ研修が実施できそうなのだが、根底にある問題(色々な施策が進まないこと)は解決されないままである。

そのTOPは女性ということもあり、これまでの苦労もされたと思い、口を出したい気持ちも理解できる。本人は、企業のためにやっているつもりが、良く観察してみると自分のために行動している。それは周囲は気づいているが、本人はそれに気づくはずもない。

僕もその全体像が見えたとしても、改革を進める手段が無いように最近感じる。それぞれは精一杯生きているし、企業を良くしようと思って行動している。敢えて、そこに切り込む勇気もない。

そこに自分の中の何かに諦めも加わり、とても解決できそうにない感覚になる。一方で、改革を進めることが僕の任務であるため、改革の難しさ、研修の無意味さを理解しながらも仕事をする矛盾にも苦しむ。

今朝のお客様から頂いたメール
「打合せにより、研修内容だけでなく、組織改革に向けての方向性も見えてきたと感じております。今後は実行に向けて、覚悟を決めてすすめていきたいと思います。」
を見て少し安心する。


2.解決できない課題の犠牲者
そのような環境下で、一人の担当者が退職を決めた。改革の苦労をねぎらうと、目に涙を浮かべていた。そんな苦労して戦って、それでも変わらないという無念さ、そして「もしかしたら、自分のわがままでは」「自分が無力だから」と自分を責めてしまう悲しさが彼女を渦巻いていた。彼女を話を聞きながら、ただただうなずいていた。

組織が変わる・変わらないは自由かもしれないが、そこで苦しむ人がでることは悲しい。改革者が改革を諦めるが一番の失敗という話を聞いたがことがあるが、今回はまさにそれにあたる。

企業の矛盾、人の矛盾、自分の中の揺れの中で、どうにも最適解が出せない感覚を襲う。
昔は、バシバシ解決策を提示できたのに、今は現実という壁に打ちひしがれる感覚である。


3.燃え尽き症候群かも
WEBで検索すると、アスク・ヒューマン・ケアさんのHPが目に留まった。

医師や看護師・教師などにあらわれる「極度の疲労と感情枯渇の状態」が注目されて生まれた概念です。
こうした職種は心的エネルギーが過度に要求されるにもかかわらず、人間が相手であるために努力しただけの結果が出るとは限らず、
「目に見える成果」が得にくいものです。そのストレスから生じる状態を、アメリカの精神分析医、フロイデンバーガーが「バーンアウト=燃え尽き」と名づけました。

少々燃え尽き症候群のような気がするが、LIFESHIFT休暇に入った反動という感もある。そうと考えると、程よい兆候かと思ったりする。一方で、魂が腑抜けになっていく感じもあり、この辺りは自分の肚と感情に向き合って、自己分析を進めていきたい。

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