見出し画像

10月21日 reflection journal

昨日は、Pedrouzo オ・ペドロウソ ⇒ Santiago サンティアゴ までの19kmを歩いた。途中から晴れ間も見れて、天候としては快適だった。ただ、ラグビーの試合を観戦したく、休憩はあまり取らず急ぎ足で移動したので、少々体に負荷が掛かった。

1.約110を歩いた達成感は全くない
薄々自分がそういう反応になるのは分かっていた。それは、余りにもプロセスが充実しており、気づきが深かったからだ。魂とコネクトできたので、今後の人生が変わる大きな収穫があった。

ちょうどゴールの大聖堂に到着したころに、ラグビーの試合が始まってしまい、試合を中継しているカフェを探し回った。スポーツを放映しているカフェは多いのであるが、全部サッカー、スペインはサッカー王国で、そもそも他国のラグビーの試合など興味がないようだ。ラグビー観戦は諦め、大聖堂に戻る。

大聖堂に行ってみて判明したのは、すでに歩いた場所だった。逆を見ていたので、大聖堂に気づかなかったのだ。これにより、ゴール達成の高揚感もないまま終了した。

巡礼の証明は、いるかな?と思ったが一応貰っておいた。

2.Iglesia de San Fiz do Solovioでミサに参加した
大聖堂を内部を見学した後で、近くの教会でミサが行われるということで参加した。

まずh、大聖堂の内部の豪華さと壮大さに感動した。魂が震えるというより、肉体の方が圧巻されたという感じである。

ミサは大学の頃に参加したきり、約30年ぶりである。
宗教とは何か?
キリスト教とは何か?
を考えたく・知りたくなった。

以前であれば、1週間に1時間もミサに拘束されるのは大変だなと感じただろうが、今は1時間でも自分と向き合う時間を確保できるのは良いなと感じた。肚のあたりがスッと落ち着く感じ。

3.旅の総括(今回旅を設計してくれた塩澤さん向け)

①表向きな表現
熊野古道を歩いて、ふとスペイン サンティアゴ巡礼地と熊野古道が提携していることを知り、行くことに決めました。

今回は、じっくり内面探究したいと思い、一人旅を選択しました。しかし、どの全800kmのどの道を歩けば良いのか、宿泊はどう手配したら良いかが分からず、残すところ10日前に塩澤さんに日程の手配をお願いしました。これで安心して巡礼に行くことができました。

巡礼が終わっての感想ですが、
①人生の節目に自分を見つめる良いきっかけになりました。
②自然の美しさ、道中の皆さんの優しさに接することができ、後半の人生を考える良い 機会になりました。
③非常に安全な巡礼でした。ホテルでも、カフェでも危険を感じることはありませんでした。
④片言の英語でどうにかなります。でも、話ができた方が楽しい旅ができます。
⑤巡礼中は、日本人には1人も会いませんでした。そう言った意味でも、非日常感を感じる意味で良い 機会になると思います。

②本当の感想
今回の目的は、自分を取り戻すこと、魂との統合を図ることでした。

日本で経営者をやっていると、どうしても思考に持っていかれ、人生を楽しんでいない感じがありました。そこからの脱皮を図るために、色々模索して、ようやくゴールが見てきていました。

掴もうとしてた何かを掴むための旅でした。

実は、巡礼スタートして、30分後の森の中で泣き、
あるがままの自然に泣き、
巡礼者の優しい気配りに泣き、
途中立ち寄った教会で泣き、
昨日食べたビーフステーキに泣き、
不覚にも、スペイン男性の笑顔にも泣きました。

泣くという行動は、悲しいとかではなく、うちから湧き出るメッセージみたいな感じでした。泣くという行為を繰り返しながら、魂と自分の間にあったゴミを除去している 感覚がありました。

この旅で感じたことは、人間は、
ただ、体を動かして、美味しいものを食べるだけでいい。
ただ、深い絆のある友人と、対話するだけで良い。
ただ、家族・友達の愛を受けて、愛を与えれば良い
そんなことを感じました。

その後、魂とのコミュニケーションができるようになり、自分が真にやりたいことや、魂の関わりを持った人が誰なのか分かるようになりました。

本当に充実した巡礼になりました。ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?