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カサンドラの妻たちへ⑤

久しぶりの更新です。
①を書き初めた時からすると半年が経ちました。
このシリーズを始めるにあたり、
1.相手を包みこみ
2.許して行く 
という絶対的な方向性を念頭に置き
ここに綴る言葉は
「血の通ったものであることとする」
という条件の下で、はじめた検証でした。

その試みは、幾分か功を奏しているのではないかと感じています。
相手を許す、と決めて、これまでの様々な恨みつらみを手放したら、あれだけ悪化していた夫との関係が好転してきたと、感じています。

やはり、唯一の解決策は、物事を俯瞰して見、相手を許すことなのではないかと、確信になりつつあります。

これ自体はとても喜ばしいこと。
ですが、そうも言ってはいられないことも同時に起きてきています。

娘の1人がどうも発達障害ではないか、いわゆる大人のADHDではないか、という疑惑も確信に変わりつつあります。

独学ながら、カサンドラやアスペルガーの勉強をしていた私にとっては、娘の病的なまでの特性は気がかりながらも、日々巻き起こることに翻弄されるばかりで、しっかりと向き合う余裕がありませんでしたが、ここ半年ほどの間に、もしかして…と思っていたことへの決定打になるような出来事が立て続けに起きてしまいました。

私自身が入院、手術したこともあり、自分のことに精一杯で、子どもに手が回り難い状況だったこともあるのですが、それだけが原因ではない、そうではない、根本的な問題が根底にあることを、学んできた私は感じていました。

娘と病院に行けることになったこと、ここへ来てようやく夫が理解を示してくれたことは、わが家としては、大きな収穫、飛躍的な進歩です。

これまでは、やらかしがちな娘のことを「甘えているだけ」とその他の可能性を遮断してきた夫が、しんどいことがある子だということに、気がつき始めたのか、認めざるを得ない状況になったからか、わかりませんが、わが家が抱えていたもう一つの問題も一歩前進することができました。

カサンドラの症候群の悲劇の登場人物のまま、ただただ苦しんでいた私だったら、この日は来なかったか、更なる地獄が待ち受けていただろうと思います。

昨日、娘と一緒に、娘がここなら良さそうと思った病院を受診しました。
問診は娘と先生の一対一で行われましたが、親から見た娘がどんな人物かを、書いて持ってくるように言われていたので、それに沿って話を進めて下さったそうです。

問診が終わると親も診察室へ。
ADHDの特性があると思いますとのことで、服薬をすすめていただきましたが、もう少し様子をみたいので と初回の処方はお断りをしました。

きちんとした診断をつけるには テストが出来る病院を紹介する とのことでしたので、ご紹介いただき、診断を受けることにしました。

ついでに(別でも良いですが)私のテストもしてもらえたら良いな、とカサンドラが悪化したことを考えると、縋りたい気持ちもあります。

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