見出し画像

南アジアの簡単揚げ物「パコラ」を作った(スパイス覚書)

2015年3月25日
起きたら雨降りで、予定していた外での作業ができそうにもないので、仕方なくキッチンの片付けをすることにしました。

前々から気になってはいたものの、見て見ぬフリをしていた食料保管箱の中身を出して、在庫と賞味期限を確認していきます。

数年前にまとめ買いしたスパイス類の賞味期限が迫っているものと、すでに過ぎてしまったものを見つけたので急遽消費することにしました。

いくつもあるスパイスの中で、今ある材料で簡単に作れそうなパコラを作ります。

パコラというのは、インドなど南アジアの、天ぷらに似た揚げ料理で、スライスした野菜などに、ヒヨコマメ粉を水で溶きスパイスを加えた衣を付け、油で揚げたものです。(Wikipedia「パコラ」より)

ネパールで買ったパコラのスパイス

ネパールで購入したものは、パコラ用にスパイスがブレンドされたもので、ヒヨコマメ粉ではなくて小麦粉を使うようです。
パッケージの作り方にはレッドオニオンを刻んだものを3個分とあるけれど、そんな洒落たものは無いのでじゃがいもを3個とふつうの玉ねぎ1個を小さく切ったものを用意しました。

パコラの作りかた(パッケージ裏のレシピより)

小麦粉250g
パコラマサラ25g(※自作する場合の材料は下記参照)
塩5+1/2g
ベーキングソーダ
水250ml

材料をすべて混ぜて衣を作ります。
お好きな具材をころもにからめて、調理油でキツネ色になるまで転がしながら揚げます。

パコラマサラの材料(パッケージ裏の原料表記より)
※表記順に転載したので、配合する割合はリストの下に行くほど少なくなっていると思います。

コリアンダーパウダー
塩(白)
チリパウダー
ドライマンゴーパウダー
クミンパウダー
フェヌグリークの葉
ビショップズウィーズ(和名「毒芹もどき」。こんな植物知らなかった。)
塩(黒)(岩塩の一種)
ドライジンジャーパウダー
黒コショウ
カルダモン
シナモン
ナツメグ
クローブ
メイス(ナツメグの皮の部分だそう)

※個人的にですが、コリアンダー、クミン、ショウガ、塩、コショウ、シナモン、チリを使えばそれっぽい味になるような気がします。
またはガラムマサラと塩、コショウ、チリ、ショウガでもいける気がします。

分量をレシピ通りにすると大量にできてしまいそうなので全て適当に減らしました。

ころもの準備完了

具材ところもをよくまぜて、油で揚げていきます。
ベーキングソーダが入っているため、ころころに膨らみました。

ドーナツのようなパコラ

思いのほかころもを消費してしまって、玉ねぎの分が怪しくなってしまったので、玉ねぎは少しだけにして残りはあきらめることに。おとなしくレシピの指示に従えばよかった・・・。

小屋じゅうにスパイスの香りがひろがります。
ひとくち齧ると、サクサクです。
味は意外とふつうだけれども、スパイスの風味がかすかに口に残ります。
コリアンダーなのかクミンなのか・・・異国の風味です。

パコラマサラまだまだ残っているからまた作ろう。(2016年6月:一年後の今もまだ残っています・・・)

じゃがいものパコラと金属製の箸

ところでこの金属製の箸、頂きものなんですが、初めて見たときにはバーベキューで使う串かと思ったんですけど、実はとても便利な箸でした。

揚げ物するとき普通の菜箸(竹製のとか)を使うと、箸の先にころもが付いてしまって取るのが大変になるんですが、金属製の箸なら簡単にキレイになります。
そのうえ箸先に油が染み込まないので洗うのもラクです。

「専用」のものって物が増える原因になりかねませんが、これはいい道具です。

バーベキュー用の金属製の串に木製の持ち手をつけたら自作できそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?