国道34号線の未来を考える「第1回ほこみち長崎未来ワークショップ」
去る、3月19日「ほこみち長崎未来ワークショップ」(長崎商工会議所2F)が開催されました。私は周辺で活動する団体や自治会の人として参加しました🚶♂️
2020年、道の可能性を拡げ、人がまちでより豊かに 暮らしくいく為に「ほこみち制度」が誕生しました。 長崎でも県庁舎跡地から旧市役所跡地まで の国道34号線が対象となっており、今回、国道34号周辺に関係する方々や関心ある方が参加し、今後どう活用していくか、ワークショップ形式で話し合いました。
「ほこみち」とは?
「ほこみち」とは国土交通省が2020年に制定した歩行者利便増進道路制度の愛称です。道路を歩行者にとって、もっと安心して歩ける、楽しく過ごせる「みち」にしたい、そんな願いを込めた愛称とのこと。国の制度だけど、親しみやすさがあり、トップダウンではなく市民も気軽に参加できる余白感のある制度な雰囲気があります
さてこの「ほこみち」の認定を受けると、車両主役の道路の活用の幅が広がります。例えば、幅の広い歩道にオープンカフェを開いたり、ベンチを置くことができるなど、通行に支障のない範囲で活用を行い、道路を「賑わいある空間」に変えることが可能になります。はじまったばかりの制度ですが、全国で119か所が認定されています
上記はほこみちの概要や制度の流れですが。指定を受けて終わりではありません。道路を活用する人、その周辺に住む人、歩く人や車で通る人、あらゆる主体にとってどのような「みち」にすべきか?皆でビジョンを考え、理想とする形へともに歩むことが重要です。そのため、向かうべき方向性を皆で考えるために今回のワークショップが開催されました
ほこみち長崎未来ワークショップの内容
開催に先立ち、ほこみち制度について国土交通省九州地方整備局 長崎河川国道事務所計画課の方よりご説明があり、各地域の事例などほこみち長崎未来検討委員会事務局の岩本さん、平山さんからお話しがありました。
その後、中川連合自治会長より34号線の方向性やほこみちの有用性についてありました。また以前より岬のエリアにて活動する安元さんより、私も参加する「ながさきのさきプロジェクト」の活動紹介がありました💁♂️このプロジェクトでは「タウンライブラリー」という企画を行い、「ほこみち」に先立って34号線周辺エリアの記憶や特性を掘り下げられています。それらを踏まえほこみちの位置付けなど解説があり大変勉強になりました。
その後、参加者で34号線エリアの「いいね」や「課題」、「アイデア」を出し合い地図へマッピングを行いました。
これまで34号線という括りで意識した方は少なかったようですが様々なエピソードや意見、アイデアが出てきて大変盛り上がりました✨
まだまだ始まったばかりですがワクワクする未来も見えて来た気がします。今後も何回かWS等重ねながら方向性を纏めていくとのことでしたので
ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか❓
ちなにみ2023年7月には長崎市出島表門橋公園で「みち活」会議が開催されており、その様子がほこみちの公式サイトマガジンに掲載されています。ぜひご覧ください。 →天然のウォーカブル都市をアップデート!「長崎みち活会議」