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島日記 梅雨寒の日

昨夜も雨と風の音が激しかった。
今朝は半袖では肌寒く、雨も風も止んでいる。

空は薄墨色、鳥は鳴かず、遠くで蛙の声だろうか、ゲゲゲか、ジジジと断続的に聞こえている。
近くに田んぼはないのにどこにいるのだろうか。
生き物の息づかいを感じられるのは、全くの静寂よりも落ち着く。

画像はツンベルギアエレクタ、和名はキダチヤハズカズラ(木立矢筈蔓)。
熱帯、亜熱帯の植物で、似た形の花をよく見かける。
つる性の薄紫のツンベルギアは家屋を覆い隠すほどの繁殖力があるので刈り取られ、最近はあまり見かけなくなった。

山渓カラー名鑑より つる性のツンベルギア
ツンベルギアはキツネノマゴ科
これはアラマンダ 
似ているがキョウチクトウ科


島に吉野家のキッチンカーが来ているとwebニュースで知った。
去年も聞いた気がする。
福岡本店から出張して、ホームセンターの駐車場で数日営業しているようだ。

ファミリーレストランも、回る寿司もない島では、家族で外食するところは限られている。
繁盛していることだろう。
カフェやレストランは結構あるのだが、常時営業しているお店はあまりない。
最近はsnsで知らせる店も多く、調べて行かないとがっかりする。

外食しなくなってしばらく経つ。
以前はオープンすると友人と競って出かけていたが、そのワクワクした気持ちはもう失われている。
出かけるのがめんどうになってきた。

老化を防ぐには多くの友人と交流し溌剌と動き回るのがいいようだ。
しかし、老化を防ぐ必要はない。
やりたくないことは無理にやらなくていい。
こころのままに。
梅雨寒の朝、蛙の鳴き声を聞きながら。

ルコウソウの中のツユクサ
シャスタディジー
咲き出したキバナコスモスはうなだれて
ホトトギスの声はまだ聞いていない
ホテイアオイもまだ咲かない
ヒメヒオウギズイセン


今日もお付き合いくださってありがとうございます。

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