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島日記 やくにたたずとも

お題頂戴のように、タイトルをいきなり書いてしまった。
何かを書きたかったのだろうが、後が続かない。
しばらく考えた。

おそらく、自由気ままに生きていることへの後ろめたさを弁解するために出てきたフレーズだと思う。

世の中にも、家族にも役にたたなくていいんだ。
もう思うように生きていい年齢なんだ。
最低限働いて、あとは好きなことをすればいい。
そんなことを思っているじぶんの自己弁護。

タンカン収穫の仕事に行っていたのだが、午前中で帰ってきてしまった。
仕事なんかしてる場合ではない、どこかへ出かけたいなあと、あまりの天気のよさに引っ張られていた。
そこへ、午後からは場所移動と、島に研修に来ている大学生5人に教えながら一緒に収穫するというのだ。

見知らぬ人と賑やかに仕事する気分ではなかったので用事があると言って帰ってきた。
そして午後から出かけたが、原付バイクの調子が変なのだ。
ハンドルを取られるような気がする。
怖くなって引き返した。

修理屋さんで見てもらう間、海岸まで歩いて行ったら、坂道だらけで、へとへとになる。
仕事の疲れが出ているのだろうが、何だか報いのように思えてくる。
バイクはオイル交換と、タイヤの空気を入れただけで、問題なし。
後ろめたさのなせる気のせいか。

早退?したことの罪悪感が、タイトルをつけさせた。
「残ったみんな、早く帰って申し訳ない」
「私は明日も仕事なんだ、許してね」

毎度の朝焼け
刻一刻
今日はジュース用のタンカン収穫
雨上がりでハゼの木がきれい
フウトウカズラが木を乗っ取る
海はぼんやり
カズラの服
リンゴツバキ可憐
テッポウユリの新芽にぽとり


今日も愚痴日記、付き合ってくださってありがとうございます。

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