どんな人にも存在している重要な線

手相三大線は、上図から　③感情線　②知能線　①生命線

この３線はどんな人にも存在している線で、手相学の中でも一番基礎になる線です。これを覚えるだけでも相手の人柄はだいたい掴めます。

①生命線は名前通り、誕生して幼少から寿命がつきるまでの間を表している線です。手相学には、流年法という法則があって線の流れを追っていくとだいたい何歳ぐらいのときにどんな事件が起こるか推定できます。健康運の判断には欠かせない線です。

ex 多くのアスリートの手相をみると生命線の力強さは一般の人とは明らかに違います。また生命線で囲まれた金星丘の豊かさを見れば、鍛え上げる以前に素晴らしい授かりを受けた人だというのが分かります。

②知能線は人間の知力の働きをあらわしているもので、深く乱れがないものを最良とします。人の知力は大別すると『物質的な方面に向く才能』と『精神的な方面に向く才能』に分けられます。

まず知能線が水平方向に向かっていれば、物質的・実利的な考えをする傾向があり、生命線に接近する方向に向かっていれば　精神的・芸術的な才能の持ち主だということです。

＠お子様の手相でもかなりはっきりと出る線ですから、どの方面に興味があるのか比較・観察されてみてはいかがですか？

③感情線は文字通り、人間の精神作用の面でも、感情・愛情の面をあらわす線です。従ってかなり多くの説明を必要とする線で、まず長さ・方向・支線の変化などで多くの問題を説明できます。

ex 、感情線の長短は愛情の濃さ・こまやかさに比例するので、長いほど愛情が深くこまやかさがあるという事になります。勿論深い愛情の裏には嫉妬心の感情も激しくなってくるという事です。これと反対に短い場合中指と薬指の中間で始まっている場合は、神経質な真面目タイプでも概して冷たい性格と言えます。

また感情線には高低判断があり、指に近い線を『高い感情線』指から離れている線を『低い感情線』と呼びます。『高い感情線』の人はだいたいにおいて感情的で、興奮し易い人と言われることも。『低い感情線の人』は理性が勝ちすぎて感情が生の形であらわれることがすくない。この位置に線のある人は一般的に冷たい人とか態度が煮え切らない人が多いです。

感情線はこの他、いろいろな支線が発生することが珍しくなく性質は、複雑微妙で説明困難なものが多い。人間の感情は、一口で割り切れない性質を持っているためだろう。

ex 感情線の下側から水平方向に延びている支線がでている場合、失恋や破談をあらわす相と言われており、就職や試験にも不利に働くといわれている線で、比較的分かりやすい線です。

三大線は生涯あまり変化がないと言われていますが、支線、横切る線、線上にあらわれる点とかいろいろ変化があります。これだけでも話のきっかけには十分なります。