らくがきノート表紙

「階段」

一歩ずつのぼっていたはずなのに
きがつけば、一歩ずつ降りていた。

しらない間に流れていた時間。
しらない間に変わりゆく気持ち。
しらない間にできていた溝。

だれもしらない
けど
しっていたんだ。

そりゃそうさ。
階段をのぼるのと
降りるのの違いくらい
ぼくにだってわかるよ。

ならば
なぜぼくは階段をのぼることをやめて
降りたのだろう。

そう自分に問いかけてみても
そんなことしらないよって言われた。


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