国語という科目
小学校一年生の頃、英会話教室で
「好きな科目はなに?」といった質問をされた。
『国語』と答えたかったけれど、『国語』を英語でなんと言うのかわからなかった。
受付のお姉さんに尋ねると『国語』は “Japanese”だと教えてくれた。
その時、ハッとした。
英語で『英語』は “English”だ。
あの時のハッとした感覚を今も覚えている。言葉によって物ごとにどんな名前をつけるのか、どんな語りの演出するのかが違うんだ。
わたしは、公用語の教育を『国語』と名づけた社会で育った。
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