カサブランカの香り
北関東の里山より、こんばんは。
庭の白百合、カサブランカが咲きました。
一枝部屋に飾ったら、部屋中によい香りが漂います。
この花が誕生花だと知った今日。
私はクリスチャンではありませんが、学生の頃、近くの教会に導かれるように祈りに行っていた時期がありました。その教会にはマリア像があり、その足元には白百合が飾られていました。その香りが同じように漂っていたことを思い出します。
とても静かな氣持ちで深呼吸していると、ひぐらしの声が沁み入るように聴こえてきました。奥深くにある尊厳や尊重につながる感覚でした。
誰しもなかなか透明に世界を観ることができない。フィルター越しに世界を観ている。
白百合は白百合。
フィルター越しに別物に見える事も、あるかも知れない。それはその人の作っている世界観。
その人の自作自演の人生ドラマに加わらないこと。否定も肯定もせず、在るものとしてただ置いておく。
それが元は一つから分離した(ように見える)個の存在に敬意を払うことなのかもしれない。本当は分離はしていなくて、分離という幻想のゲームをしているだけ。
私は、まだまだ透明に観れていないし、モヤはあります。ただ幻だと気付いていると、その幻も面白く観賞できる。
観賞する意識は、常に幻に気付いている。
肉体という借り物を脱いだら、物質的なものは何も持っては行けない。
悔いのないよう私の命を使い切る。
目覚めて生きる。
百合の香りに促されるように、つらつらと書きました。読みいただきありがとうございます。
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