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ネタバレなし・人生初サントリーホールに行ったウィスキー好き民の個人的思い出・角野隼斗ツアー2024KEYSにて(音楽の話はほぼありません)

※公演内容を全く語っていません。
休憩時間の私の心の逡巡と行動の話です。
ちょっとした暇つぶしになれば幸いです。


【休憩時間にハーメルンの笛吹きが?】

人生初サントリーホール
ここでなくてもどこでもそうだけれど
休憩の20分に女性化粧室は長蛇の列

私の場合たいてい我慢出来ない程じゃない
「行っておきたい」という精神面が強い
並んだ列を見て係のお姉さんが
「あちらにもございます!小ホールにも!
ご利用の方はついて来て下さい!」
ハーメルンの笛吹きのように皆様を引き連れ
闊歩してゆくお姉さん(頼もしい)

私も笛吹きにお姉さんについて行ったのだが
その時目の前にドリンクコーナーが!
ワイン片手の談笑する方々を目にしてしまう

【心の葛藤(結局は即決)】

内なる自分の声が囁く
「人生初のサントリーホールに来て
サントリーウィスキーを飲まずに
お前は帰るのか?」と。

1番好きなお酒それはウィスキー
ウィスキーの聖地とも言えるアイラ島は
ワタクシ的世界の行きたい場所の一つ

かてぃんさんがYouTubeライブなどで
ラフロイグ(サントリーさんが扱われてる)
飲んでいたっけと思い出す。
クセ強ヨード臭バリ強のシングルモルト
そのクセがハマる人はハマるしダメな人はダメ
良くも悪くも極端に個性的(私はクセ強ほどスキ)

ジャパニーズウィスキーにはまた別の魅力
清らかに品が良くバランスのとれた味わいがある
天下のサントリーさんのホールでそんな素敵な
ジャパニーズウィスキー飲まずに帰れますか?
(酒飲みは飲む為の口実を重ねる傾向にある)

ハーメルン(違う)の列から脱落した私
結局0.5秒しか悩んでないアウトロー的人生
(何の話)

選んだのはウィスキー「碧」
世界の5大ウィスキーをブレンドしている…

アレ?私は先走ったのか?
今日は「響」を選べば良かっただろうか
どちらにせよホールの神様からまた来て飲めと
きっと4月末頃お前は来るのだろう?と
そう言われていると信じた(科学的根拠一切なし)

【ジャパニーズウィスキーと天然水】

うろ覚えだが確か
山崎・白州800円だったか
(値段間違ってたらゴメンなさい)

碧は1000円
響は1200円

大きく丸い氷が美しいロック
チェイサーもスッと出てきて
さすがに美味しい天然水

小さなテーブルに置いたグラスを
この画角か?どうか?など撮影するうち
早くもブザーが時を告げる…行かなくては!

嵐に負けないたおやかな柳のように
清らかで繊細な中に力強さを垣間見せる
丹精込めて作られたウィスキーたちを
絶妙なサジ加減でブレンドした奥行き感
ほんのり花や甘やかなバニラも香る
味わいと美しさのハーモニー
そんなサントリーさんのウィスキー

秒で飲み干した
グラスの丸氷がカランと音を響かせた

サントリーさんすみません!
今は急いでいます!
別の機会にゆっくり味わいます!
(いいからはよ行け)
そして後半鍵盤ランドの世界へ!

【ウィスキーしか見ていない】

わずかな休憩時間にウィスキーを飲むのは
少数派なのだろうか?
いやハイボールや水割りのグラスは見かけたかも
赤ワインは何人かいらっしゃった
あとはソフトドリンク?コーヒー紅茶?

…覚えていない
ウィスキーの銘柄しか…

ちなみに〈白州〉はスッキリとした印象
森林浴を思わせるような香り
ハイボールがオススメ
家飲みでは強炭酸にフレッシュミントを合わせ
モヒートっぽくするのが私のお気に入り

〈山崎〉は甘さや奥行きを感じさせる
あたたかみのある深い味わい
飲める方はぜひストレートで!
安心して下さい美味しい天然水のチェイサーが
いただけます
(回し者?いえただのウィスキー愛好家)

〈響〉は全てが美しく調和している
優美で華やかな花束のようでありまた
極上の音楽のようでもある
それぞれの原酒は高品質であるが故に突出した
個性を持ちトガった部分もあるかもしれない
しかし絶妙のサジ加減でまとまると
個では出せなかった響きが重なり合って
新しい世界が広がる

機能美と華美に出しゃばりすぎない上品さ
そして木のぬくもりを兼ね備えたホールにも
そしてそこで奏でられる素晴らしい音楽にも
きっと通ずるものがある

昨夜の私はチョイスを間違ったかもしれないし
そうではないかもしれない
そんな逡巡さえも楽しめたサントリーホール
また是非とも近々お伺いしたいものだ(信じてる)

〈おわり〉

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