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【私の働き方実験_指定企画】フリーランスがチームを組んだら単独ではムリだった大型案件を何件受注できるのか?-もりのくまたろうの場合-

1.はじめに

新しい働き方LABの研究員制度

2022年6月、ランサーズ新しい働き方LAB 研究員制度に2期生として参加させていただくことになりました。これから11月までの6ヶ月間、指定企画と自主企画に参加し、新しい働き方実験を行います。

本記事は、ランサーズ新しい働き方LABの「研究員制度」の活動の一環として、指定企画「フリーランスがチームを組んだら単独ではムリだった案件を何件受注できるのか?」において、私個人が行う実験計画についてまとめたものです。

2.実験の背景

私はこれまで産学連携の分野で、テクノロジートランスファーとして産学連携・技術移転に係る活動を行ってきました。
連携先が中小企業・小規模事業者の場合、恒常的にヒト・モノ・カネが不足しているケースが多く、連携先が抱える経営課題を一緒に解決する活動も行っています。

「カネ」不足解消の方法として、よく利用させていただいているのが国や地方自治体等が実施している補助事業・助成事業です。大学研究者が申請主体となる事業、企業が主体となる事業、コンソーシアムを組成して申請する事業等、種々の事業に取組んできました。
補助金や助成金を利用することにより、資金に乏しい企業様との連携でも、原資の数倍の予算を組むことができるようになります。
適切なタイミングで補助金(助成金)を獲得し、プロジェクトに投入できれば、研究開発・事業化開発は勢い付き、商業化までグン!と加速されるケースを多く見てきました。多くの企業様に喜んでいただけたこともあり、うまく利用することができれば、資金調達の方法の一つとして、補助事業(助成事業)は有効であると思っています。

今回、「補助事業活用をサポートできるということが、案件大型化に役立てるのでは?」と考えたことから、本指定企画に応募したのですが、企画の中でチームを組成する段階になって、いろいろと課題が見えてきました。

《現状見えている課題》

  1. 将来のクライアントは、補助金を利用したいとは限らない
    潤沢に資金があれば、補助金を利用する必要はありません。

  2. 補助金獲得が前面に出過ぎると本末転倒になりかねない
    補助金はあくまで目的達成のためのツールの一つです。交渉の際に補助金が前面に出過ぎると、本来の目的を見失ってしまうケースがあります。『交渉オプションの一つ』くらいの存在感が理想です。

いろいろと考えていく中で、補助金獲得サポートというのは、出番が少ないのではないか、と思い始めました。
では、補助金獲得サポート以外で、何でチームに貢献できるだろうか?
と考え始めたら、これが一番大きな課題であることに気付きました。

とはいえ、何か役に立つことがあるんじゃないか、異分子がいるチームもアリなんじゃないか、と淡い期待を寄せている部分もあります。

応募当初は、「チームで活動する醍醐味を得る」ことを目標にしていました。かなり小さくなりますが「チームに貢献できることを見付ける(=仕事の幅を広げる)」ことを目標にしたいと思います。

3.実験の概要

指定企画内のイベントやMTGを通して、できるだけ他の研究員の方と交流して、働き方や人柄、モチベーションに触れたいと思います。同時に、自分の場合はどうか、取組めることはあるか、不足しているスキルは何か考えながら、チームに貢献できることを見付けたいと思います。

また、個人での受注する仕事との相乗効果を狙います。クライアントと交渉する際、チームが組成できそうか、チームであればどういった提案が可能か考えながら、幅広い提案を行っていきたいと思います。

もちろん、企画内のチームから補助金獲得サポートのご相談があれば、喜んでお手伝いしたいと思っています。

4.実験の測定方法

本実験では、指定企画としての測定と、自分の測定の2つを設定します。

  1. 指定企画としての測定(毎月末:25日~末日)
    ☑  自身が所属しているチーム数
    ☑  チームとして作成したパッケージ数
    ☑  チームとして受注した案件数

  2. 自身が設定した測定(2ヶ月毎:7月末、9月末、11月末)
    ☑  補助金獲得に関してサポートしたチーム数
    ☑  自身の案件化に伴ったチーム組成の提案数
    ☑  個人として作成したパッケージ数
    ☑  個人として受注した案件数

5.スケジュール

本実験の実施期間は、2022年6月~11月末です。以下のスケジュールで進めていく予定です。

 ・06~07月:パッケージを更新・追加、補助金・助成金セミナー実施
 ・08~10月:ランサーズで営業活動、チーム化の検討
 ・10~11月:スキルの棚卸、注力スキルの明確化

6.おわりに

まだはっきりとした目標値を示すことはできませんが、それでも一歩前進したいと思っています。

他の研究員の皆さま、もし、以下のようなことがあればご相談ください。
 ・補助金・助成金てなぁに? 
 ・こういった案件では、どんな事業が利用できる?
 ・補助事業活用のメリットは? 上手な利用の仕方は? 
 ・補助金獲得をフックに使いたいときは、どんな交渉ができる?

皆さまのチームのお役に立てたらいいなぁと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。


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