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まちに出れない!?地域おこし協力隊

協力隊は会計年度任用職員に

令和2年度から、地域おこし協力隊の雇用形態が地方公務員法の改正により、以下のように変わるそうです。要約すると、今までよりちょっとだけ厳しく管理するけど、そのぶん手当厚くするよ〜!ってかんじ。

①雇用形態:一般職非常勤職員・特別職非常勤職員 → 会計年度任用職員
②勤務時間:なし → あり(勤務時間が管理される)
③休暇:なし → あり
④分限・懲戒処分:適応なし → 適応あり
⑤服務:適応なし → 適応あり
※地域おこし協力隊には雇用契約がなく、業務委託契約で活動している方もいて、今回はその採用パターンは除いてます。

自由に活動しにくくなる協力隊

細かい規定は自治体によって異なると思いますが、私の場合はどうなるのかについて、今回は書いていこうと思います。

①雇用形態:一般職非常勤職員・特別職非常勤職員 → 会計年度任用職員
私の場合、「特別職非常勤職員」から「会計年度任用職員」に名前が変わっただけ。そもそも自分が特別職非常勤職員って意識したこともなかったけど。。。

②勤務時間:なし → あり(勤務時間が管理される)

会計年度任用職員になると、勤務時間が38時間45分/週になります。いままでも目安として8:30~17:00で勤務していたので、あまり変化はないのですが、この時間を下回った場合は減給になるそう。逆に働きすぎても、残業代は出ません。
今までは交通費がかからない市内の出張なら市の担当者に一声かけておけば申請なしで出かけられたのですが、すべての外出について公式な申請が必要とのこと。

③休暇:なし → あり

いままでなかった夏休みや年休が付与されるそうです。

④分限・懲戒処分:適応なし → 適応あり

悪いことをしたら、解雇されます。むしろ適応されていなかったのか!(驚)

⑤服務:適応なし → 適応あり

副業についての報告が必須になり、内容によってはNGとなりました。もちろん地域おこしにまつわること、卒隊を見据えた起業等はOKみたいです。

市役所と家の往復で地域おこせるのか!?

私は比較的自由にまちに出て活動出来ており、そこで知り合った人たちから数珠つなぎ的に活動の幅が広がっていました。なので、まちに出るための諸手続きが増えるのは好ましくないと感じました。もちろん市役所の中にいることで繋がるご縁もたくさんありますが。

でも、これは、地域おこし協力隊だけの雇用形態が変わるという話ではなく、“現行制度で一般職非常勤職員・特別職非常勤職員といった区分で雇用されている公務員全体の雇用形態が変更される” その中に、たまたま地域おこし協力隊という職種も含まれていただけの話。

これから地域おこし協力隊を目指そうとしている人で、自由に活動していきたいと思っているアグレッシブな方は、雇用契約ではなく業務委託契約で募集している自治体を選ぶことをおすすめします。でも自由な分、保証も少なくなるので、自分がどのように活動していきたいのかよく考えてから応募してくださいね~。

※余談ですが、私は協力隊任期中に妊娠・出産し、現在育休中。令和2年4月から職場復帰予定です。業務委託契約ではなく、特別職非常勤職員としての雇用でしたので、育児休業給付金が雇用保険から給付され、安心して子育てに専念できてます。自由は少ない分、保証は手厚かったりもするので、その点は本当に感謝しています。

春からまちに出るのが面倒になりそうな予感がプンプン。ですが、私は手続きが面倒になっても、たくさんまちに出て、楽しい人たちと繋がって活動していこうと思っています。

ではでは。

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