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【妄想記事】テイルズオブアライズの戦闘システムをPVガン見で予想してみる【9月9日発売】

JRPGを代表する『テイルズオブ』シリーズの最新作『テイルズオブアライズ』(以下『アライズ』)の発売日が2021年9月9日に決定されました。

『テイルズオブ』シリーズの魅力といえば、そのアクション性の高いバトルシステムです。そもそも戦闘とはRPGの面白さの9割以上を占める大事な要素(個人の見解です)、『デスティニー2』・『デスティニー(PS2リメイク)』・『グレイセスF』・『ベルセリア』と数々の神バトルシステムを生み出してきたシリーズだけに、『アライズ』にも期待がかかります。

この記事ではいまだ謎の多い『アライズ』のバトルシステムを、4月21日に公開されたPVとインタビュー記事からあれこれ妄想していきたいと思います。

※今回の記事は上の動画からの完全なる妄想であり、当然何の正確性も保証しません。妄想元の動画も開発中の映像です。正解はこれから明かされるであろう公式情報を楽しみにしていきましょう。

長くなるので、概要だけ知りたい方は「5.まとめ」まで飛んでください。

1.戦闘画面

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上記PVの4分40秒あたりのスクショです。

今回も恒例の3Dアクションバトルですね。主人公のアルフェンが奥のバーサーカー(熊っぽいの)を攻撃しています。
挙動を見るに『ベルセリア』と同じくフリーランの戦闘でしょう。左スティックで移動右スティックでカメラ操作というオーソドックスな操作だと思われます。

それでは画面に表示されている要素をひとつひとつ見ていきましょう。

①体力バー
アルフェンの下にある緑のバーがそうですね。また仲間ふたりの体力も画面右に表示されています。バーサーカーの右上、黄色のバーが敵の体力だと思われます。敵の体力がわかりやすく可視化されていることでプレイヤー側は戦略が立てやすくなりますね。

②AG(読みは不明)
アルフェンの体力バーの上にある4つのひし形です。名称はPV1分43秒あたりのシオンのスキル習得画面で出ています。

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PVから察するに術技を使うリソースのようです。この『ジュミナイアクア』ならAGを1消費。右の『バーンストライク』なら2消費戦闘中時間経過でわりあいすぐに回復しているところを見ると、『デスティニー(リメイク)』や『グレイセス』におけるCC(チェインキャパ)が近いですね。AGの許すかぎり、術技による連携が続けられるようです。

③CP(キュアポイント?)
画面右の数字(177/193)です。『CP』と書かれています。
どうやらこれは回復系の術を使用するのに必要なリソースのようです。PVでは『ファーストエイド』で12消費『リカバー』で6消費していることがわかります。AGとの兼ね合い(二重消費になるのか)は不明。
またPV3分35秒、マップにいるけが人を治療するイベントでも、CPを19消費しています。戦闘以外でも使用する回復術専用のMPといったところでしょうか。

④仲間アイコンとブーストゲージ(仮)
画面左下の顔アイコンです。真ん中の十字を見るに、十字キーを押すと方向に対応したキャラに操作キャラチェンジできそうです。
またアルフェンとシオンのアイコンが暗く、リンウェルのが明るくなっていますが、これもPVでの戦闘画面を見るかぎり、インタビューにもあった『ブーストアタック』『ブーストストライク』等のシステムに関連していると思われます。リンウェルはゲージが溜まって発動可能、シオンはゲージがゼロで、アルフェンはゲージが溜まっていっている状態ですね。これは攻撃を当てることで上昇しているのが確認できます。

⑤術技アイコン(仮)
画面右下です。ボタンに対応した技がすぐ確認できるので便利ですね。また○ボタンだけハブられていますが、これは通常攻撃(後述)に割り振られていると思われます

⑥ブレイクゲージ(仮)
バーサーカーくんの体に表示されているひし形です。PVを見るかぎり敵に連続して攻撃を加えると水色のバーが溜まっていき、それがひし形を一周すると「STRIKE」と表示され、新システムの『ブーストストライク』が使えるようになる、という流れのようです。また敵に「BREAK」と表示されている状態(ブレイク状態?)ではゲージの増加が大きいようなことが確認できます。

⑥その他
「80」ダメージ値「120」クリティカルでのダメージ。数字が1.5倍なのは単純にクリティカル倍率と捉えていいのか、現段階では判断しかねます。
右上には攻撃のヒット数総ダメージ『テイルズオブ』シリーズでは一定以上のヒット数によって発動する(できる)スキルや効果があるので、結構重要な情報かもしれません。

2.予想(妄想)される戦闘システム

①通常攻撃の復活
最近の『テイルズオブ』シリーズ未経験者にとってはなんのこっちゃですが、『グレイセス』『ゼスティリア』『ベルセリア』などでは通常攻撃は廃止されていました。
ここでいう『通常攻撃』とは『(術技と違い)なんのリソースも消費せずに出せる攻撃』のことです。PV1分12秒あたりからのアルフェンの攻撃を見てみましょう。『攻撃4段>△昇竜刹(AG1消費・空中状態に移行)>空中攻撃4段>陽炎(AG1消費・空中専用技?)』というコンボが確認できますね。最初の4段や空中4段はAG他なんのリソースも減っていないように見えます。戦闘画面で確認したとおり、○ボタンに空きがあるので、おそらそこに従来シリーズにおける通常攻撃が割り振られていると思われます。

PVから、通常攻撃>術技、術技>通常攻撃の連携が確認できますが、一度の連携中に何度も通常攻撃を入れることはできるかは(アルフェンの空中コンボを除いて)不明です。

②アーマーブレイク(仮)
PVの戦闘画面でたびたび敵の体に「BREAK」と表示されているのがわかります。特に与ダメージが激増しているわけでもありませんが、ブレイク状態(仮)に入るときにはバリアが割れたようなエフェクトが入る他、PVでは1分10秒あたりでアルフェンが被弾したときも同様のエフェクトが入るため、敵味方共通のシステムであることがわかります。

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PV5分17秒あたりの装備画面。シリーズでは見慣れない「貫通力」と「耐久力」というステータスがブレイク状態に関係してそう

確認できるかぎりではブレイク状態では敵のアーマーゲージがゴリゴリ減っているので、後述する『ブーストストライク』が狙いやすくなるようです。完全なる妄想ですが、敵が態勢を崩しやすくなっているのかもしれません。

また2分20秒あたりで「CORE BREAK」というものが発生していますが、発生後に体力が激減していること以外に詳細は不明です。

③ブーストゲージ(仮)の使いみち
『アライズ』の戦闘システムにおける新要素『ブースト〇〇』に使用されるリソースだと思われます。
インタビューで言及されている『ブースト』はふたつ。

ブーストアタック:バトル中に特定の条件を満たすと何度でもくり出せる仲間のサポート攻撃
ブーストストライク:フィニッシュ技。敵の体力を減らして瀕死にさせたあと、フィニッシュ攻撃をくり出せる。ふたり1組のキャラクターごとの組み合わせに応じて、演出も変わる

『ブーストアタック』はPV4分34秒で確認できます。シオンのブーストゲージが消費され、銃から拡散ビームを撃ち出しています。被弾した敵がブレイク状態になっているため、敵を即ブレイクできる効果があるようです。

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『ブーストストライク』は4分46秒・4分58秒の2回。インタビューでは「敵の体力を減らし瀕死にさせると発動できる」と書いてありますが、実際は敵のブレイクゲージが最大まで貯まると「STRIKE」と表示され、その直後に発動しています。おそらく『ヴェスペリア』の『フェイタルストライク』に類するシステムで、それぞれ繰り出せば一撃で敵を倒しています。シオン・リンウェル双方の組み合わせで発動していますが、相方に選ばれるキャラの選考基準は不明です。演出を見るかぎり、十字キーの方向に対応した仲間と繰り出せるのかもしれません。

またPVではシオン単体がブーストゲージを消費して強力な攻撃を繰り出しているのが確認できます。PV1分20秒あたりの発動では、「BOOST BREAK」の文字が出て、それまでのコンボで消費したAGがすべて回復しています。『ゼスティリア』のチェインブラストのようにコンボ継続、そしてブーストアタックと同じく即ブレイクの用途がありそうです。

PVの最初の戦闘で使い切ったゲージが次の戦闘では満タンになっていますが、後半の戦闘ではゲージ残量が回復しているようには見えません。どういうことだろう。

④回避アクション
『グレイセス』『ゼスティリア』『ベルセリア』のステップ行動を引き継いだもののようです。ただし、対応回避(いわゆる直前回避)が発生すると何らかのリソース回復があるのではなく、直後に出した攻撃で相手のところまでワープ(そして即ブレイク)、そして直後の連携で出した術技の消費AGが半分になる、という効果がPV1分24秒での発動から確認できます。

『ゼスティリア』以降ではこの回避アクションで連携順をスキップしたり、詠唱時間を短縮したりできましたが、今回同じことができるかは不明です。(これが一番気になる)

3.キャラクター

①アルフェン

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テイルズ主人公らしく、剣を使ったインファイターのようです。
最大の特徴はたびたび見せている空中コンボでしょう。『昇竜刹』などで空中状態に移行して、そこから空中専用技を出せるようです。
またPV後半の炎の剣を背負った戦闘では、ブーストゲージを消費して広範囲を攻撃しています。

②シオン

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銃と回復術の使い手です。PV1分31秒あたりから操作キャラとなっています。マグナレイという特技とブーストゲージを使った攻撃を繰り出しています。また、名称は不明ですが、炎属性と雷属性の術技も使用しているのが確認できます。

③リンウェル

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本を武器として使う術使いです。PV5分59秒あたりから操作キャラになっています。術の詠唱ゲージは体力ゲージの下に表示術発動後の隙が大きそうですが、『閃光』という技アイコンが光っているので、特技による連携は可能な模様。回避アクションでキャンセルできるのかが気になります。

4.その他

①スキルパネルと称号システム

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PV1分43秒あたりのシオンのスキル習得画面より。『グレイセス』のように称号ごとに獲得スキルが存在し、そこからSP(戦闘勝利で入手)を消費することで任意のスキルを獲得できるようです。称号にはコンプリートボーナスがあるので、スキルの取捨選択が楽しそうです。

②マップ
HP・CPを全回復できる「癒やしの光」というオブジェクトがあります。回復ポイントにつきもののセーブ画面には移行しないようなので、マップではどこでもセーブできるものと思われます。また一度使用すると消失しているように見えます。

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PV6分36秒に登場するよろず屋(かめにんではない)では「アイテム売買」のほか、「武器作成」「アクセサリ作成」の項目があります。フィールドでアイテムを採集していたり、戦闘後のリザルトで素材っぽいアイテムを取得しているので、アイテム合成システムが存在するのでしょう。

5.まとめ

以上、まとめると、

・○ボタンで通常攻撃(リソース消費無し)。□△×ボタンはセットした術技。
・術技の発動にはAGが必要。AGが続くかぎり連携可能。
・ブーストゲージ(仮)を使って『ブーストアタック』や『ブーストストライク』を発動。
・回避は従来どおり各種行動からキャンセル可能。直前回避に成功したあとの攻撃は、一瞬で間合いを詰めれて、術技のAG消費が半分に軽減。

となります。

総じてこれまでのシリーズのいいとこ取りな内容ですね。

通常攻撃の復活により多少リソース管理が甘くてもコンボを継続できるのは、アクションが苦手な人にとってはありがたいと思います。
術技発動に必要なAGは一瞬で回復する
ので、テンポのいいバトルになるでしょうし、各種ブースト行動も効果が高く、仲間に攻撃してもらう「ブーストアタック」の存在により、操作キャラのリソースがなくてもコンボ継続が図れるのは、かなり楽しいポイントになりそうです。
また直前回避に成功すればそこから即攻撃に転じることができるので、アクションが上手い人ほどスピーディでスタイリッシュな戦闘を楽しめそうです。

戦闘全体の流れとしては、まずは敵のアーマーを削ってブレイク状態にすることが重要そうです。ブーストアタックによる即ブレイクが簡単ですね。ブレイク状態になった敵に攻撃を当て続けるとゲージが溜まっていき、それが最大になると「ブーストストライク」というトドメ技を放てます。これは周囲の敵を巻き込める大ダメージ技でもあるので、積極的に狙っていきたいですね。

いくつかある懸念点としては、まず「防御」の有無でしょうか。PV上では防御らしい挙動は確認できず、またインタビュー記事でも「今回は防御より回避に重点を置いている」旨の発言があるので、防御行動自体が無くなっているのかもしれません。
それとPVだけではもちろん判断できませんが、事前にセットできる術技の数が少ないように思えます。3ボタンに1つずつで、アルフェンの空中用特技を含めても6つ。『ベルセリア』ではショートカット含め20もの術技をセットできたのに比べると少なさは否めません。出せる技の数(取れる行動の数)はアクションの面白さに直結しているので、ショートカット機能などの続報を期待したいです。
また特に触れませんでしたが、属性による弱点システムは今回も健在です。ただ少々複雑化していた直近のものに比べ、かなり簡略化はされてそうです。

最後に、『アライズ』の戦闘システムは、PVを見ただけでもかなり楽しいものになっていると確信できます。インタビューではシリーズ恒例の『秘奥義』についても言及していました。これからどんどん出てくるであろう新情報や新キャラのバトルスタイルが楽しみです。体験版とかでいち早く触れたらいいなあ。

以上、こんな大して根拠のない妄想文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

(森本市夫)

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