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【ギルティギア】できるだけ簡単なジオヴァーナの使い方【初心者向け戦術指南】

2D対戦格闘ゲーム「ギルティギア」シリーズの新作、『ギルティギア ストライブ』(GGST)が発売されました。今回の記事ではGGSTからの新キャラ・ジオヴァーナの使い方を、初心者にもわかりやすく、できるだけシンプルにまとめていきたいと思います。

各必殺技の解説や軽い戦術指南は公式動画でも紹介されています。現行のバージョンとは違うところもありますが、この記事と併せて参考にしてください。


1.ジオヴァーナってどんなキャラ?

素早いステップで相手の懐に潜り込むインファイターです。

「勝つために一体何をするキャラなのか?」というと、

「相手からダウンを奪って、起き攻めを仕掛ける」

のをひたすら繰り返しダメージを稼ぐ、起き攻めキャラです。

「起き攻め」とは相手のダウン復帰に攻撃を重ねること。バリバリ日本語だけど、外国の格ゲーマーに「oki」と言えば通じるらしい。

ジオヴァーナには相手からダウンを奪う(受け身が取れない)技が多く、ダウン状態から起き上がる相手に攻撃を重ねることで、有利な攻めを継続できます。続く攻めが通れば、再び必殺技でダウンを奪いまた起き攻めに、と起き攻めをループさせるのが最大の勝ち筋です。

では起き攻めをループさせるために何を覚えるべきなのかを、次の項目で解説していきたいと思います。


2.ジオヴァーナで戦うために覚えるべきこと

格ゲーがなんであんまり流行らないかって、勝つためには絶対練習しなければいけないからだと思います。キャラの技コマンドを覚え、連続技(コンボ)を練習し、実際の対戦で立ち回りを試行錯誤し、相手の技への対処法を考え・・・

正直めんどくさい! って気持ちはわかるので、ここではできるだけシンプルに、勝つための動きをまとめていけたらなと思います。


・ダッシュ(ステップ)

前方に素早く移動する動きです。ジオヴァーナの場合は一定距離を進んで停止する、いわゆるステップですね。ちなみにめっちゃ早いです。

ダウンさせた相手に起き攻めを仕掛けるには、吹き飛んだ相手をダッシュで追いかける必要があります。

十字キー(レバー)を前に2回入力することでも出せますが、GGSTではボタン1つでダッシュを出せるダッシュボタンを設定できます。手動で入力するよりも手軽に素早く出せるので、特別な理由がないかぎりはダッシュボタンを使いましょう


後ろ+ダッシュボタンでバックステップ。また空中でもステップとバックステップが出せます。自在に出せるようになれば、立ち回りが楽になります。


・コンボ

2つだけ覚えてください。これだけで最初は対戦になります。
また謎の数字が書かれてますが、これは必殺技のコマンドをテンキー表記に直したものです。下の画像を参考にしてください。214Kは十字キー(レバー)を下・左斜め下・左に入力してキックボタンという意味です

①立ちK>セパルトゥラ(214K)

全ての基本となるコンボです。Kボタンの蹴りが当たったら214コマンド。慣れれば簡単にできるようになると思います。また、最初の内は挑戦しなくてもいいですが、相手が浮いたときにこれをやると大体繋がります。セパルトゥラを当てたあとはもちろん起き攻めへGOです。

②近距離立ちS>しゃがみS>立ちHS>セパルトゥラ(214K)

少し長く見えますが、基本攻撃ボタンを順番に押すだけです。ひとつ重要なのは、近距離立ちSとしゃがみSの間を少し開けること。あまり早くボタンを押すと近距離立ちSで相手が浮いてしまい、コンボが繋がらなくなることがあります。またしゃがみSも2回蹴るのを待ちましょう。下の動画の後半が成功例となるので、参考にしてください。

またこの動画ですが、これがジオヴァーナの攻めの基本形となります。

すなわち①のコンボでダウンを奪い、ダッシュで追撃、起き上がりに近距離立ちSを重ねて、それがヒットしていたら②のコンボで再びダウンを奪う②のあとは再びダッシュから同じ攻めが展開できます。もちろん相手はガードをするはずなので常にこうはなりませんが、ジオヴァーナで戦うときは常にこの形を意識しましょう


※受け身不能技について
ジオヴァーナの基本戦術となる起き攻めですが、相手が受け身を取れないときに行います。具体的にいうと、セパルトゥラ(214K)、ソウ・ポエンチ(214S)、足払い(下+Dボタン)、投げ(前 or 後ろ+Dボタン)をヒットさせたあと、に後述する重ねにいけます。この技を当てたあとは起き攻めを意識しましょう。


・重ね

上の攻めを展開するために重要なのが、起き攻めの近距離立ちSを相手の起き上がりにちゃんと重ねることです。地上でセパルトゥラを当てた場合はダッシュ2回から近距離立ちSを出すわけですが、このときSが重なっていないと、相手に逆に投げられたり、スカった攻撃の隙に反撃をもらったりします。

重ねは上の動画の方法で練習できます。「トレーニング設定」の「反撃設定」から「起き上がりの反撃」を選んでアクション1に「投げ」を設定。これでダミーは起き上がりに投げをしてくるようになります。
この状態で①のコンボを当てて、ステップから近距離S
を出しましょう。動画のようにカウンターの表記が出れば成功です。②のコンボに繋げましょう

重ねが甘いと投げられてしまうので、カウンターになるタイミングを覚えましょう。


☆崩し

さてジオヴァーナの攻めの基本形を覚えたところで、ここからがある意味本番となります。なぜならトレーニングモードとは違い、実際の対戦相手はガードをしてくるからです。せっかくセパルトゥラを当てても、起き攻めの近距離立ちSはガードされることが多いはずです。
ただ恐れるなかれ、近距離立ちSはガードされてもジオヴァーナが先に動ける強力な攻撃(これを「ガードさせて有利」と言います)です。むしろここからの攻めがジオヴァーナの真骨頂であり楽しいところなので、ガンガン攻めて相手のガードを崩しましょう。

①下段択→近距離立ちS>しゃがみS>立ちHS
下段とは立ちガードできないしゃがみ攻撃。ジオヴァーナではしゃがみSなどが該当します。ようするに、②のコンボをそのままやればOKです。コンボのときと同じく、近距離立ちSのあとのしゃがみSは少し遅らせて出しましょう。色々良いことがあります。
ただ下段というのは格ゲーではもっともスタンダードな選択肢で、しゃがみガードされやすいです。これだけでは相手のガードは崩せません。そこでしゃがみガードされない中段択の出番になります。

②中段択→近距離立ちS>Dボタン or 214S
しゃがみガードができない攻撃中段といいます。ジオヴァーナはDボタンのダストと214Sで出るソウ・ポエンチが中段です。
近距離立ちS>しゃがみSがガードされそうなら、立ちSのあとにダストやソウ・ポエンチを出してみましょう。ダストが当たったら立ちKで攻め継続、ソウ・ポエンチが当たったらダウンが奪えるので、再びダッシュからの起き攻めです。


☆ダストとソウ・ポエンチの使い分けについて
できればソウ・ポエンチを当てたいです。当たればダウンが奪える上に、ガードされても有利なので立ちKから再び崩しにいけます
ダストはロマンキャンセルからコンボを伸ばせますが、最初の内はソウ・ポエンチ多めでいいでしょう。ただし、Dボタン押しっぱの溜めダストが当たれば、ジャンプからHSボタン連打で大ダメージが奪えるので、狙ってみてもいいでしょう。

③ダッシュ投げ→近距離立ちS>ダッシュボタン>投げ
下段と中段に続く第3の選択肢です。やり方は近距離立ちSが当たった瞬間にダッシュボタンを押して、ステップの終わり際に投げを入力です。成功すると下の動画のように相手を投げられます。

中下の揺さぶりでガードを意識させた相手にめちゃくちゃ通ります投げのあとはまたステップから起き攻めにいきましょう。

④固め直し→ソウ・ポエンチ(214S)、トロヴァォン(236K)
これらの崩しがガードされたときの対応です。
まずセパルトゥラ・ダストがガードされた場合、投げが飛ばれた場合は大人しくガードしましょう。相手のターンです。後ろ+ダッシュボタンを連打でバックステップを狙うのもいいです。バクステは無敵で相手の攻撃をかわせます
ソウ・ポエンチはガードさせて有利なので立ちKから攻め継続。立ちKからの攻めについては下に軽くまとめてあります。

①の下段択ですが、しゃがみSが2段攻撃なので、ジオヴァーナが足をバタバタさせている間に、立ちHSボタンを押しつつ相手がガードしているかどうか確認しましょう。立ちHSのモーション中まで見極める時間があるので、慣れれば簡単だと思います。そして相手が食らっていたらそのままセパルトゥラ(214K)を撃ってコンボ②コースガードしていたらソウ・ポエンチ、もしくは236Kで出るトロヴァォンを出しましょう。どちらもガードさせて有利です。立ちKから再び攻め継続ができます。
言葉だけではわかりにくいかもしれないので、下の動画を参考にしてください。


※立ちKからの崩し
基本は近距離立ちSと同じです。中段ならKからダスト or ソウ・ポエンチ、投げならダッシュ投げ。下段ですが、KからしゃがみSは出せないので、代わりに足払い(しゃがみD)を使いますそこからセパルトゥラとソウ・ポエンチ、トロヴァォンを撃っていきましょう


★まとめ

色々長く解説しましたが簡単にまとめるとこうなります。

ダウンを奪ったら、ダッシュから近距離立ちSを重ねて、下段(しゃがみS)か中段(ダスト or ソウ・ポエンチ)かダッシュ投げ!

これだけを意識しましょう。ガードされてた場合は固め直しできればいいですが、セパルトゥラはガードさせても反撃を受けづらいので、もし固め直しにいけなくても気にすることはありません。気楽にいきましょう。


3.立ち回りに使う技

立ち回りで役立つ基本的な技を紹介します。立ち回り部分ってほんと実戦やらなきゃ磨かれないんで、ここの解説を参考にして、経験値を溜めてください。

①相手が地上にいるとき
★近距離
立ちK(or しゃがみK)近い間合いならこれを振りましょう。Kボタンを押したあとセパルトゥラ(214K)を入れ込んでおけば、もし攻撃がヒットした場合にダウンを奪えます

★中距離(開幕位置くらい)
ダッシュ遠距離立ちS(or しゃがみS):ダッシュボタンを押してS攻撃です。ステップの慣性が乗るので思いの外長く届きます。どちらも多段攻撃なのでジオヴァーナが足をバタバタさせている間に立ちHSを押して、相手のヒット or ガードを確認してから出すコマンド技を決めましょう

・立ちHS:ジオヴァーナの地上技でも一番長い攻撃です。セパルトゥラ(214K)かトロヴァォン(236K)を入れ込んでおきましょう

・足払い(下+Dボタン):横に長い下段攻撃です。見た目より上に判定があるので、意識していない相手に当たることもあります。

空中ダッシュK(ジャンプ>前+ダッシュボタン>K):ジオヴァーナのジャンプKは後ろに判定があるので、間合いによっては相手のガードの反対側を攻撃できます攻撃が当たりそうなら214Sを入れ込みましょう

遠距離
トロヴァォン(236K)突進技です。ガードさせて有利なので、相手が地上にいるなら狙ってみましょう。空中の敵にヒットすればダウンを奪え、起き攻めにいけます。画面の端から端までは届かないので注意。

・空中ダッシュHS(ジャンプ>前+ダッシュボタン>HS):地上の相手に対する奇襲です。空中攻撃はガードさせて有利なので、ここから得意の崩しに持ち込めます。空中ダッシュにはジャンプボタンをつけましょう。


②相手が空中にいるとき
相手を追いかけるとき
空中前ダッシュS(ジャンプ>前+ダッシュボタン>S)横に短いけど、上に判定が長い技です。相手が2段ジャンプしていても引っかかって引きずりおろせます。

空中前ジャンプP連打前ジャンプしてとにかくPボタンを押しましょう。結構引っかかります。相手が画面端を背負っているときに特に効果的です。

・前ダッシュ>ソウ・ナセンテ(ダッシュボタン>623S):それなりにリスクのある行動ですが、相手が空中で技を出してたりするとかなり当たってくれます。カウンターコンボから大ダメージですが、最初の内は無理して狙わなくてもいいです。623(昇竜)コマンドが苦手な人は、「前に進みながら236(波動拳)入力」を心がけてみましょう。

相手が追いかけてくるとき
(後ろ)ジャンプHS:当てるためではなく、「置いておく」感じで虚空を蹴りましょう。相手が空中ダッシュ攻撃等で向かってきていれば、結構迎撃してくれます。

地上前P対空技です。上半身無敵があるので、一部のインチキ判定技には勝ってくれます。なんなら地上技でも打点の高い攻撃には一方勝ちするので、ソルやラムの遠距離S攻撃に困っていたら置いてみましょう。


4.昇龍(無敵技)対策

ジオヴァーナで起き攻めするときに一番困るのが、無敵技(通称昇龍拳)の存在です。「せっかく攻めのチャンスを掴んだのにすぐ無敵技を撃たれて困る!」という人のために簡単な対策を書きます。

①投げ

今作の昇龍拳には投げ無敵がありません。相手の起き上がりを読んだら投げるのも選択肢の1つです。ただタイミングが難しいのでトレーニングモードの反撃設定を使って練習してみましょう。


②様子見

相手の昇竜を読んで、ステップからガードしてみます。無事昇龍をガードしたら手痛いコンボで反撃です。簡単なものだと、


(ちょい歩き)近距離立ちS(カウンター)>溜めダスト>立ちK>セパルトゥラ(>立ちK>セパルトゥラ


立ちHS(カウンター)>トロヴァォン(236K)>立ちK>セパルトゥラ(214K)

とかでいいです。相手が普通にガードしてたら気まずいですが、そこは図々しくPかKボタンを押していきましょう。


③ソウ・ポエンチ(214S ※状況限定)

相手の後ろに回り込むソウ・ポエンチを起き上がりに重ねます。後ろに回り込むということはコマンドが逆になるので、相手は完全に読み切っていないかぎり昇龍を撃てません。
またガードの表裏を揺さぶれ、強い回避行動であるバックステップも潰せるので、無敵技に関係なく強い起き攻めです。ただ注意点がひとつあって、相手との距離が近くなければ裏側に攻撃できません。セパルトゥラ地上ヒットからは間に合わないです。さらに画面端では相手の裏に回れないので、ソウ・ホエンチ、投げ、足払いが成功したあと画面端以外の場所で狙いましょう。


5.最後に

以上がジオヴァーナ戦術指南となります。覚醒必殺技の紹介すらない完全な初心者向け仕様なので、中級者以上の方には物足りないと思いますがご容赦ください。
このキャラクターは起き攻めが強く、ギルティギアの醍醐味である「攻めの楽しさ」を存分に味わえる楽しいキャラクターなので、ぜひ使ってみてください。その際に本記事が何らかの助けになったら幸いです。

それではここまでお読みいただき、ありがとうございました。


森本市夫

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