40代女一人アートの旅 In Paris ⑤ ルーブル美術館という名のダンジョン
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ドゥノン翼からの脱出
ルーブル美術館には3つのパートがあり
RICHELIEU(リシュリュー翼)
SULLY(シュリー翼)
DENON(ドゥノン翼)
特にドゥノン翼に有名絵画が集まっている。
私はシュリー翼からドゥノン翼に入ったのだが、あまりにも人が多くげっそりしてしまった。
これでは素晴らしいものも素晴らしく見えなくなると思い、一旦ドゥノン翼から出ることにした。
ニンテンドーDSのガイドにリシュリュー翼へのGOALを入れたのだが、なかなかガイドが分かりづらく、すぐコースアウトしてしまう。
コースアウトしたのはわかるのだが、どこで間違えたのか教えてくれないので、サモトラケのニケの周りを3周くらい周った。
DSが示す道が該当の小部屋に無かったりして、リシュリュー翼に出るのに1時間くらいかかってしまった。
DSは方向音痴の人間に優しくない。
疲労困憊のためカフェに入ろうとするもどこも満席。
ようやくリシュリュー翼のアンジェリーナが空いていたので泣きながら入った。
とっても素敵なバルコニーの席に通してくれたのでご機嫌が少し戻った。
後で気づいたのだがアンジェリーナ本店はココシャネルのお気に入りのお店だった。
特にショコラがお気に入りだったらしいのだけどいただき忘れました。
ここは本当にロケーションが良くて、ガラスのピラミッド、エッフェル塔も見えたしお値段以外は大満足でした。
お値段は日本円で6500円でした。
ぎゃふん。
上を向いて歩こう
ルーブル美術館で何が良かったか、聞かれたら私は「天井」だと言います。
ルーブル美術館だけでなくパリは全て天井がよかったです。
日本じゃできないと思う。
日本は地震があるからね!!
アポロンのギャラリーが素晴らしいのは当然なのだけれど、なんでもない場所の天井も素晴らしく計算され尽くしており、首が痛くなりました。
日本にあってルーブル美術館にないもの
それは自販機とトイレ。
正確にいうとトイレはあるのだけれど入場者に比べて異常に少ない。
あとすごく目立たないところにあったりするので非常に探した。
また、トイレがあっても個室が2つだけ、さらにはそのうちの一つが故障していて、実質一つだけの稼働、なんてこともあったので、
トイレを見かけたら必ず入った方がいいと思う。
自販機は無いので、入る前に買うべき。
1リットルは買うべきだと思う。
私は水筒を持っていたので、都度都度カフェやレストランに入るたび
注ぎ足しながら水分補給をしていた。
水筒が無かったら、早々にルーブル美術館を退散していたように思う。
あととっても歩くので子連れや老齢の方もキツそう。
私は2万歩歩きました。
あまりの疲労で途中で意識が遠のいたけど、自分のペースで見ることができたのが本当に良かった。
ひとり旅のよいところだと思う。
続く