見出し画像

WHYから始めよ!を読んだ感想

読み終えたざっくりとした感想は、なるほど!目から鱗!いうよりは
言葉ではなかなか言い表せないWHY(信念・大義・理念)とHOW(手法)とWHAT(成果)の関係について事細かにまとめられているという印象。

本書でもWHYは感情をつかさどる脳の部位に例えられていて、その部位には言語能力はないと書かれている。
WHY・HOW・WHATのゴールデンサークルが描く円は脳の断面と同じ部位に相当する。
直感による決断は円の中心(大脳辺縁系)から生じるが言語能力は円の外側(新皮質)がつかさどってるから言葉で説明するのが難しいとのこと。
なのでこの本の感想も難しいので、簡潔にまとめたいと思います。
#めんどくさいだけだろお前

世にある素晴らしい企業がなぜ素晴らしくて、そんな企業でも時には衰退することもあることを本書は教えてくれている。
偉大な創業者は皆WHYタイプで、横には必ずHOWタイプの人間がいる。

WHYタイプ=理念や思想や存在理由を語る。
HOWタイプ=理念や思想を具体的なかたちにする。

自分はどちらかというとHOWタイプかなと。
読む本なども実務的なものとか知識として勉強する系が多いし。
本書も薦められなかったら多分、自分からは選んで読まなかったと思う。
そう考えると他人にお薦めの本を聞くというのは自分好みの本ばかりになるところから脱出=コンフォートゾーンを出られて新たな体験ができてよいということに気付いた。

くどいくらいに本書で述べられているのは、
人々はあなたのWHATを買うのではなく、あなたがそれをしているWHYを買う。
企業のWHATは表面的なものでWHYはもっと深い。

その中でも特にアップルについての記述が多い。
著者がアメリカ人なのでアメリカの企業ばかりなのだが中には知らない企業もあって勉強になった。
WHYから始めている日本の企業でいうとリクルートとかソフトバンクとかヤフーとかになってくるのかな。
そのあたり日本の企業について書かれている本も多いと思うので読んでみると面白いかも。

自分のWHYについても考えてみた。
なにかの本かSNSでみたんだけど「日本ではWHATは教えるけどWHYは教えない」ということ。
日本で気になったことを質問すると多くの場合「ルールだから」「そういうものだから」「決まりだから」と返ってくる。
子供はそう言われ続けるとせっかく旺盛な好奇心がそぎ落とされ、やがて同じことをいう大人になってしまう。
私は自分なりに考えた理由を説明できる大人でありたい。

「ルールは正義ではなく、時の権力者の都合」という言葉もある。
だから時代の変化と共にそぐわないものなっていくので、自分で行動して変えていく必要がある。
「ルールは守るものであると同時にルールは変えるもの」
WHAT(なに)ではなくWHY(なぜ)。
本書で書かれているWHYとは違うかもしれないけど
私なりのWHYを時間はかかっても考え抜いていきたいと思う。

本書を読んでいる2024年1月1日に能登半島に震度7の地震が起きた。
災害が起こってから出来ることは時間や救助人員数、道路等のインフラの状況からどうしても限界がある。
だから勇者モードを発令させて現地に駆けつけるなどの行動を起こさず普段どおりの仕事と生活をする。
その代わり住の仕事をしている私としては普段から一軒でも多く耐震性が高く断熱性が高い住宅を普及させていきたい。
これも私なりのWHYです。

そんな感じでnoteの初記事を書いてみた。
このアウトプット前提での読書というのは、ただなんとなく読書するのと比べてインプットの質が全然違うと感じたのでこれからも続けていこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?