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フログはじめました。

空前のサウナブームが到来し、世の中にはサウナーを名乗る人たちが、サウナを通して究極の快感を得る「ととのう」瞬間の素晴らしさを布教している。ブームに乗っただけのにわかサウナーの方も、ととのってないのにととのったフリをしている偽サウナーの方も出現し、世の中にはもはやサウナーだらけ。生粋のサウナーとそうではないサウナーを見極めることも難しい。

そんな私は、昔から温泉と銭湯は大好きだけど、サウナは苦手なタイプだった。暑すぎてすぐ出たくなるし、水風呂なんて怖くて入れない。サウナはストイックでサディスティックな装置としか思っていなかった。あと、男はどうかはわからないけど、女は痩せてる人しか入ってないイメージ。自分にとことん甘い私は、ゆっくりお湯に浸かってぽかぽかして、終わって牛乳を飲む、ニッポンの風呂文化を愛している。だから、サウナーだけじゃなくて、ゆるい風呂活をブログに書いて「フロガー」になってみようと突然思った。

私の清潔観念について最初に少し触れておくと、決して風呂好きなタイプではない。なんなら、人に会わない限り、頭が痒くならない限り、お風呂なんて入らなくても平気だと思っている。前に4年間住んでいたマンションは、湯船にお湯を溜めたのは4年のうち大雪の日1回だった。(注:シャワーはちゃんと浴びています)もらった入浴剤は使わないのでこっそりメルカリで転売するような奴だった。(ごめんなさい)でも、外弁慶なきれい好きというか、よそではめちゃくちゃお風呂好きになる。そしてフィジカルコンシャスのレベルも突然上昇する。洗浄力もいつもより倍増し、すみずみまできれいにしようとするし、風呂上がりもちゃんと化粧水して肌を整えたりもしたりして。あとは、外風呂は、ボディークリームという家で使わなくて余るアイテムNo,1の絶好の消費機会である。

私が、都内のばか高い駐車場代(ひょっとすると風呂なしアパートを借りれるレベル)を払ってまで車を所有しているのは、郊外のスーパー銭湯にいくためといっても過言ではない。公共交通機関で風呂にいくのは、フロガーとしてはナンセンス!せっかくきれいになっても、外の世界に触れてしまうし、湯冷めもする。車なら、すっぴんジャージ洗いざらしの髪で帰っても大丈夫。タイツはいてなくても大丈夫。(風呂のあとはもう一回履くのが面倒臭いのは女性のみなさんは経験しているはず)なので、風呂のために車を持つことは、都心に住むフロガーにとっては究極の贅沢だと思う。むしろ風呂なしのマンションに住んでもいいから、フロガーは車を持つことをオススメする。

ここでは、こんな私のライフワークである風呂めぐりの中で出会った温泉やお風呂を紹介していきたい。インスタグラマーとして世界を旅することがコロナ禍においてできない中で、イッテQばりに急に国内ロケに切り替えて、ニッポンの風呂の素晴らしさを伝えていきたいと思う。

ちなみに冒頭でサウナをディスってしまったが、風呂の旅の途中で、サウナへの目覚めという経験もすることになるのだが、それはまた、別の話。


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