#434 自分で自分に仕事を頼みたいか
我が子のコーチを頼む相手として、自分は頼みたいと思える存在だろうか。
ビジネスにおいて、想定される顧客のイメージ像をペルソナと呼ぶ。顧客ターゲット層のように大まかな括りで考えるのではなく、年齢性別職業居住地など、より具体的に絞ったイメージを想定するのがペルソナである。
自分のコーチとしての軸を考える際に、このペルソナを想定することが有効だろうと、ふと思い至った。万人全てに受けるビジネスがないように、万人全てに受けるコーチもまた、存在しない。より広く支持されるコーチ、というのは存在するだろうが。
ペルソナは、上記のようにより細かいイメージを設定する必要があるため、イメージしやすい対象を用いると行いやすい。例えば、キングコングの西野亮廣さんは、ご自身のお母様が聴いて読んで理解できる内容を意識することが多いと、音声配信Voicyで仰っていたことがある。
僕がコーチとして関わる相手、今回でいえば選手ではなく保護者のペルソナを想定するとき、一番わかり易いのは自分自身かなと思った。僕にも今年5歳になる息子がおり、その息子を預けるコーチとして自分は望ましいかどうか、を客観的に考えることにした。
その結果はここでは横においておくとして、これまで保護者目線でコーチとしての自分を見る機会というのはなかったから、良い点も改善点も考えやすかった、というのが感想だ。
またもやVoicyの話になるが、これも僕がいつも放送を聴いている方である朝倉千恵子さんが、あなたが顧客だったらあなたに仕事を頼みたいと思える自分でいますか?ということを度々お話される。これも同じことだろうと思う。
自分で自分に、我が子のコーチを頼みたいか。自らを省みるときの一つの手法として心に留めておきたい。
(了)
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