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お世話するのをやめます

ご迷惑をおかけしてしまった話ですが、大切なことなので記録に残させていただきます。

1月23日の練習会は栗東運動公園にて。こちらのテニスコートは2面横並びのハードコートです。そのうちの1面を我々が練習会で使用し、隣のコートでは硬式テニスの個人レッスンが行われていました。

練習会の途中、隣で指導されていたコーチの方から声をかけられ、僕たちの使っているボールがそちらに飛んでいってしまい、誰も取りに来ようともしないことについて注意を受けました。恥ずかしながら、同じ方に同様のことで注意を受けたのは初めてのことではありません。

日頃から練習会に参加してくれている子たちには、自分で隣のコートに飛ばしてしまったボールは自分で取りに行くこと、他の人が打ったボールや転がっているボールにも気を遣うこと、とは伝えてはいるものの、事実としてこのようなことが起こるということは、徹底できていないということです。

今回の練習中、一旦集合した際に子どもたちに注意喚起の話をしました。そしてその後、僕自身もボールの行方に気を配るようになったのですが、そのときにふと気がついたのは「飛んでいくボールにばかり気がいって、子どもたちの動きを観察できていないしアドバイスする余裕もなくなっている」ということです。これはもう、本末転倒。コーチとしての役割を果たすことができていません。

自分の打ったボールが隣のコートに飛んでいっても拾いに行くことをしない。そのことについての原因や問題点は次のように考えています。

  1. 自分の打球の行方が気にならない→それだけ、自分のプレーの結果に対する意識が低い。どこに飛んでいくかわからないスイングフォームで反復練習をすることに、果たして意味があるでしょうか。

  2. 1本打って隣に飛ばしてしまっているのに、また同じ打ち方で飛ばす→どうすれば打球の方向を安定させられるのか、考えていない証拠です。上手くいっていない方法を考えもなしに繰り返すことは愚の骨頂です。

  3. 公共の場であるという意識がない→学校のテニスコートであれば隣同士のコート間でボールが飛び交っても問題にはならないかもしれません。しかし、僕の主催する練習会が行われる場所は公共のテニスコートです。その意識を持つのは必要なマナーです。

今回、僕自身が参加者の打球の方向を気にして過ごしていましたが、これ以降は必要以上に気にすることをやめます。もちろん、全く無関心になるというわけではありませんが、コーチとしての本分である技術指導等に集中するためにも、お世話はしません。参加者の皆さんは、自己責任でボール管理を行う意識を持っていただき、その部分が著しく不十分であると感じた場合には、練習途中であってもご退場いただくこととします。


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