#456 小手先ではどうにもならない話
教員の働き方改革について、政府の考えていることがズレているとも言われているが、以下の方のツイートでまとめられていることが事実なら、なるほどと思わざるを得ない。
個人的意見だが、親が教員だからお前も教員になれと言われて…という方が一部いることを除いて、現代において教員を目指す方に「やりがい」を思い描かずにいる方はほぼいないのではないかと思う。教員の仕事が大変で、収入面でも決して大金持ちになれるようなものではないということは、今の世の中ではどこからでも情報を得られることである。そのなかで、「やりがい」をPRしてどれだけの効果があるのだろう。
教員を目指す人が減っているのは、まず第一に少子化の影響はあるだろうし、次いで理由があるとすれば、その過酷さや心身の不調をきたして離職する人の話などがメディアなどを通じてクローズアップされることが増えたこともあるだろうと思う。テレビなどのマスメディアを通じなくても、今は個人発信でもネガティブな情報はあっという間に拡散される。
収入面の待遇を改善することが、ダイレクトに人材確保に繋がるとは限らない。収入目当てに教員を目指す人が増えるのも、弊害はあるだろう。環境改善、これはもっとも求めれることの一つとして、如何に教員一人当たりの負担を減らすのか、これは教員以外の世界の人たちのパワーも取り入れながら進めていくという中で、入るべきでない人をうまく除外しながら、教員本来の務めである「子どもたちの成長と向き合うこと」を全うできる状況を作り出していくか、ということになるのだろう。
ソフトテニスのコーチも、やりがいだけでは若い人は増えないよなぁ、と思う今日このごろ。
(了)
○この内容をもとにお話したstand.fmの放送は、こちらから聞くことができます
よろしければ、サポートお願いいたします!いただいたサポートは、プレーヤーとしての活動や選手指導の活動に使用させていただきますm(__)m